TRAVELER'S COMPANY CARAVAN in Kyoto
先週は、中目黒、ソウルに続く3回目の20周年キャラバンイベントで、京都に行ってきました。まずは参加いただいた皆様に感謝申し上げます。
搬入の日には少し早めに京都に入り、久しぶりに恵文社一乗寺店とシックスティーズを訪問した。
恵文社一乗寺店は、15年前にトラベラーズのイベントを開催した思い出深いお店でもある。イベントの日程は、ちょうどトラベラーズファクトリー中目黒がオープンする1ヶ月前で、かなり忙しいタイミングだった。恵文社でのイベントに日程を決めたのはその1年前で、その時点ではまだ、中目黒のオープン日はもちろん、場所すら決まっていなかった。最初にここを訪れて以来、ずっとここでイベントをやりたいと思った僕らは、後先のことはあまり考えずに空いている日程を抑えておいたのだ。そんなわけで、初めての恵文社一乗寺店でのイベントは、かなりバタバタの状態で開催した。
その後も、トラベラーズファクトリー京都ができるまでは、何度かこの場所でイベントを開催させてもらっていて、トラベラーズにとっての京都の拠点のような存在だった。そんな恵文社に、今もトラベラーズノートにコラボのノートリフィルとブラスクリップが並んでいるのが嬉しい。
シックスティーズは、京都の人気雑貨店アンジェを立ち上げた羽賀さんが定年退職後に立ち上げたお店。店名のシックスティーズは、一見60年代のヴィンテージものが好きだという意味にとれるけれど(それもあるとは思いますが)、羽賀さんが60代になって始めたお店という意味でもある。あと数年で還暦を迎える僕にとっても、刺激と勇気を与えてくれる店でもある。
羽賀さんとの出会いは、今から16年前のこと。当時あったアンジェの新宿店でトラベラーズノートのPOP UPを行いたいと、羽賀さんが僕らのもとを訪ねてくれたことがきっかけだった。お店を訪ねたとき、羽賀さんは画像を整理していたら出てきたと言って、その新宿店でのPOP UPの写真を見せてくれた。16年前なんですね、と言いながら、お互いに懐かしがった。羽賀さんとは、そのPOP UP以来お付き合いが始まり、トラベラーズファクトリーのオープンの際には、仕入れが難しい書籍の手配を助けてくれた。店作りが初めての僕らに、仕入れのノウハウや店づくりのことを教えてくれた師匠のような存在でもある。そんな羽賀さんと今もお付き合いが続いているのも嬉しい。
そういえば、ちょうど京都へと出発する前日には、金沢のベンリーズ&ジョブの田中さんから、20周年記念のプレゼントとしてオリジナルの刻印が入った革のキーホルダーが届いた。しかも各店の店舗スタッフ全員分作ってくれた。まずは京都のスタッフに渡すと、みんな喜んで、早速仕事で使うショルダーバックに取り付けていた。ベンリーズ&ジョブの田中さんもまた、僕らにとっては師匠のような存在で、仕入れ方や仕入れ先の情報を教えていただいた。最近では京都のオープンと合わせて作ってもらっているクマノートキーホルダーは、人気の定番商品になっている。20周年記念のキーホルダーの革は、経年変化が分かりやすいヌメ革で作られていて、まだ淡いベージュ色の革が月日が経つことで味が出て深い飴色に変わっていくのが楽しみだ。
ファクトリーに着き、搬入が終わると、スタッフたちと一緒に飲みながら話をした。トラベラーズファクトリーの中で一番新しい店舗である京都も、6月で6周年を迎えている。ちょうどコロナ禍の最中でオープンを迎え、当初はなかなかお客さんも少なくて厳しい時期が続いた。あれから6年。素晴らしいスタッフにも恵まれて、今ではトラベラーズの西の拠点として、世界中からやってくる旅人たちを迎えてくれている。
そんなわけで、京都でのキャラバンイベントは、20周年記念らしく、これまでの京都での歴史を振り返りながらのスタートになった。今回のイベントは、自分たちのスペースでの開催ということもあって、いつもより終始リラックスした気分で、お客様を迎えることができたような気がする。地元京都はもちろん、名古屋や九州、さらに海外から来てくれた方もたくさんいて、イベント期間中皆さんとお話しをするのも楽しい時間でした。
トラベラーズファクトリー京都でのイベントは、ちょっと不思議な感覚を味わうことができる。旅先として来ているのに馴染みの場所のようで、まるで毎年訪れている両親の実家を旅するような感覚だろうか。よく行く喫茶店でモーニングを食べて、夜には銭湯に行くのも楽しい。そしてなにより、ファクトリーに行けば、いつものメンバーが温かく迎えてくれる。今回は、初めて京都を訪れた流山工場のスタッフと一緒に、朝早くホテルを出て清水寺に行ったんだけど、そんな時間も旅人として訪れる気分と、旅人に行き慣れた場所を案内する気分が入り混じったような、まさに暮らすように旅をする感覚を味わうことができる。トラベラーズファクトリーができて6年。京都が僕にとってそんな場所になったのも嬉しい。
2年前にキャラバンイベントを開催したパートナーショップでもあるマレーシアのお店、TABIYOのオーナー、ラムさんも来てくれて、イベント1日目の夜にはラムさんを囲んでの飲み会となった。これもまた、旅人を旅先で迎える楽しい宴になった。
20周年記念イベントは無事終わりましたが、引き続きトラベラーズファクトリー京都をよろしくお願いします。