アムステルダム
成田空港発アムステルダム行きの飛行機は、日本時間のほぼ予定通りに出発しました。離陸後しばらくしてサーブされた機内食を食べ終わると、映画を観ることにします。スピルバーグ監督の最新作「ディスクロージャー・デイ」があったので、こちらをセレクト。観ているうちに眠くなったので、途中で映画を止めてひと眠り。目が覚めると、また映画を観る。そんな感じで観ていたので、正直に言うと映画にはそれほど没入できませんでした。
その後、ひと眠りすると、もう一本映画を観ることにします。今度は昔観た「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。こっちは続編に「VOLUME 3」もリストにあるので、時間がたっぷりある往復の飛行機で通しでもう一度観てみようと思いました。映画を終わったころ、軽食としてサンドイッチが配られました。それほどお腹がすいていた訳ではないけれど、ひとくち口に入れると思ったりよりおいしい。結局、ぜんぶ食べてしまいました。
ディスプレイをフライトマップに切り替えると、飛行機は太平洋を北に進みグリーンランド上空を飛んでいます。思っていたのとは逆の方向に進んでいるのを観て、ウクライナでの戦争がはじまって以降、飛行機はロシア上空を避けて飛んでいることを思い出しました。そのせいで、日本からヨーロッパに向かう飛行機は、飛行時間が伸びています。あらためてフライト時間を計算してみると、14時間強。今は半分を少し過ぎたところで、到着まであと6時間。まだ先は長いようです。
飛行機に乗ったら、出発地の時間でなく到着地の時間を意識するのが、時差ぼけ防止にいいと言われています。僕も長距離の飛行機に乗ったときは、それを意識しています。現在日本時間では21時半で、到着地のアムステルダムは13時半。現地時間で考えると、ここから到着までは眠らない方がいい。
そこでパソコンを開いてブログを書くことにします。現地に着くと、他にやることがいっぱいあって、なかなかブログを書く時間は取れないはず。だけど飛行機ではたっぷりあります。
アムステルダムは、これまで2回訪れています。最初に訪れたのは2012年。パリにあるセレクトショップ・Merciでトラベラーズノートのイベントを開催することになって、そのためにパリを訪問しました。その際にトラベラーズノートのディストリビューターがいたロンドンとアムステルダムも訪れました。
アムステルダムのディストリビューターの代表は、ブリジッタという女性で、その頃は、彼女がほぼ一人で運営する小さな会社でした。もともと彼女がディトリビューターになったきっかけは、日本を旅していたときにトラベラーズノートに出会い、使うほどにこのノートに惹かれたからです。自分の国の人々にもこのノートの魅力を伝え、広めたいと考えて、私たちのもとにコンタクトをしました。
自らが愛用者で、その魅力を知り尽くしているから、お客さんにも伝わりやすい。ブリジッタは、トラベラーズノートが多少なりともヨーロッパでも知られる存在になった土台を作ってくれた人でもあります。
2回目に訪れたのは、2015年。ヨーロッパで最初にキャラバンイベントを開催することになり、その開催地のひとつとしてアムステルダムを選びました。アムステルダムでの会場は、ブリジッタがディトリビューターをやりながらも、直接ユーザーに届ける場所と持ちたいとオープンした直営店舗です。イベントは、ブリジッタの人柄のように終始とても温かい空気に包まれ、僕らも楽しい時間を過ごすことができました。
そして、今回訪れるのが11年ぶりで3度目になります。その間にコロナがあってだいぶ時間が空いてしまいましたが、またこうしてアムステルダムを訪れることができるのが、嬉しく心が躍ります。アムステルダムは、運河や間口の狭い建物が連なる景観も独特で、歩いていて楽しいし、大航海時代に貿易や金融の中心地になることで発展した町だからなのか、他のヨーロッパの都市よりも、どこか自由で寛容な雰囲気を感じます。
襲いくる眠気に抵抗したり、抵抗できずに短い眠りに入ったりしながらここまで書くと、機内に灯りがともり、3度目の機内食が配られるようだ。パソコンを閉じることにします。
ここから先は、アムステルダムのイベントが無事終わった夜。ベッドの中で書いています。明日の飛行機は早い時間なので、早く眠りたいので手短に書きますが、イベントはとても楽しく素晴らしいものになりました。
会場として、ブリジッタが探してくれたのは、敷地内にある風車が象徴的な「Molen van West」という場所でした。もともと製材所として1630年建てられたもので、風車はその動力として使われていたようです。広い上に、木材の温かさを感じる雰囲気、窓からの美しい景観など、トラベラーズカンパニーキャラバンの会場としては申し分のない素敵な場所でした。そして、そんな会場にヨーロッパ中からたくさんの人が熱なってくれて、良いイベントになったと思っています。そんな高揚感に包まれたままで、眠りにつきたいと思います。