PAN AM EXHIBITION
現在、トラベラーズファクトリー中目黒で開催中のPAN AM展。そのコレクションは、成田空港の近くにある航空科学博物館さんよりお借りしています。最初に今回の企画の打ち合わせがあったのが4月のこと。その時、館内のショーウィンドウに出てる以外にもまだあるので、一度見に来てくださいということで、5月に再度伺いました。テーブルが並ぶ会議室のような部屋に案内されると、写真でしか見たことがないパンナムグッズが所狭しに並んでいました。
CAの制服に、エアラインバッグ、アイマスクや歯ブラシなどのアメニティー、ファーストクラスで使われていた食器、バッジやボールペン、さらにチケットやメニュー、トランプなどの紙モノなどなど。それぞれが1つや2つではなく何種類もありました。ぼくらは、興奮しながらひとつひとつ手に取り、時間を忘れて見入ってしまいました。
1960年代のメニューの表紙には、飛行機が飛ぶ姿を精緻なタッチで描かれたイラストがプリントされています。中を開くと、気品あるレイアウトとともにメニューが描かれていて、思わず、当時の飛行機の旅の豊かさを感じさせてくれます。また、1950年代に印刷されたポスターにはストラトクリッパーと呼ばれた2階建ての大型旅客機ボーイング377が描かれています。完全に横になれる客室やソファーが置かれたラウンジなども描かれていて、当時、空飛ぶホテルと呼ばれた豪華な機内を垣間見ることができます。さらに、機内グッズのみならず、2001年宇宙の旅で登場したパンナム機、オリオン号の模型まであり、パンナムの歴史を語ってくれる膨大なコレクションに宝の山に出会ったような衝撃を感じました。
今回のパンナム展では、スペースの都合上、そのすべてを展示することはできませんが、たくさんの貴重なパンナムコレクションをお借りして並べています。
先ほど発売したばかりの2016年ダイアリー用のカスタマイズシールのモチーフとなったバッジやバッグ、バゲッジラベルなども展示しています。コラボレーションアイテムと、そのモチーフとなった実物を比べて見ても楽しいですね。10月5日までトラベラーズファクトリー中目黒で開催していますので、ぜひ機会がありましたら足を運んでみてください。