20周年記念 About TRAVELER’S FACTORY
ゴールデンウィークということで、僕はお休みをいただいているのだけど、トラベラーズファクトリーはもちろん営業中。連日お客様で賑わっている様子を報告メールで読みながら、嬉しい気持ちになっている。
ゴールデンウィークが始まる前、ファクトリーのインスタ担当者から、ゴールデンウィーク中に各店からの投稿をアップしたいと僕に伝えてきた。5月1日に中目黒、2日に成田のエアポート、3日に東京駅のステーション、そして4日に京都の分をアップしてほしいとのこと。
ちなみに何年か前に会社の別ブランドでアカウントの乗っ取りのようなことがあって、それ以来社内でのセキュリティーのルールが厳しくなり、基本的にトラベラーズカンパニーとトラベラーズファクトリーのインスタは僕がアップの作業をしている。トラベラーズファクトリーの場合、スタッフが写真と画像を僕にメールで送って、それを僕がアップすることが多い。
この投稿依頼のメールが、大量に送られてくるメールに紛れてしまって、アップするのを忘れてしまうことがある。いや、大量に送られてくるメールは言い訳で、ほんとうはついうっかりなんだけど。そんなときは、あれどうなりましたか? なんて声をかけてもらって、慌ててアップするのだけど、今回はゴールデンウィーク中。しかも、それぞれの店舗の思い入れもたっぷり込められた投稿だ。僕はちょっとした緊張感を抱きながら、忘れないようにカレンダーにインスタ投稿と書き込み、忘れてたらLINEで教えてもらえると助かるんだけど…とインスタ担当者に伝えて、さらなる防御線を張った。
今年のゴールデンウィークは、遠出をする気分ではなかったので、千葉方面を自転車でブラブラしながら、サウナ付きのカプセルホテルに泊まってまわった。その合間に、読もうと思っていた本を読んだり、このゴールデンウィーク中にやることにしていた宿題をいくつか片付けていた。
各店から届いている投稿は、トラベラーズノートの20周年記念にちなみ、あらためて各店が生まれたきっかけを伝えるものだ。自転車で長い時間走る途中で、休憩に入ったファストフード店だったり、サウナに入った後の休憩室だったり、少し遅めのランチでオムライスを食べた食堂だったりで、あらためてしみじみと投稿を読みながら、インスタにアップした。
トラベラーズノートの20年で、一番大きな変化はやっぱり15年前にトラベラーズファクトリーが生まれたことだ。トラベラーズノート発売直後、まだSNSがない中でブログにその記事を書かれているのを発見して、涙が出るほど感動した。それで実際にトラベラーズノートを使う方々に会ってみたいと、イベントを開催。そこで会って話をすることで、さらに感動をして、みんなが集えるようなトラベラーズノートの基地を作りたいと思ったのが、トラベラーズファクトリーが生まれたきっかけだった。
この場所ができたことで、たくさんの出会いが生まれ、自分たちの進むべき方向が明確になった。業界の常識や売上効率よりも、自分たちが信じるやり方に対して忠実かつ誠実に仕事をする場を得ることができたのだ。そして、自分たちが好きな人やものに溢れて、自分たちにとって居心地いい場所を、同じ価値観を共有する仲間たちと一緒に作っていった(今も継続中だ)。トラベラーズノートが生まれて最初の5年間は、トラベラーズファクトリーが生まれるまでの準備期間とも言えるかもしれない。
その後、中目黒を見た成田空港の担当者から声がかかったとき、世界中の旅人が行き交う空港にトラベラーズファクトリーがあったらどんなことが起こるのだろうかと思い、 心が躍り、出店を決めた。そして、東京駅から話があったときには、飛行機の次は電車の旅だと出店を決めた。
京都は、それまで何度かコラボレーションやイベントを行っていたアメリカのエースホテルが、京都に出店することになり、声をかけてもらったのがきっかけだった。そのエースホテルも、今は亡き創業者のアレックス・カルダーウッドが中目黒を訪れて話をしたのが、最初の出会い。その2年後にコラボレーションを行い、ホテルのロビーでイベントを開催した。すべて数珠つなぎのようにつながっている。
ゴールデンウィーク中、僕が休んでいる間にも、中目黒に、エアポート、ステーション、京都では、スタッフたちが店を守り、お客様を迎えている。世界中からトラベラーズノートを持った旅人たちがこの場所を訪れ、たくさんの笑顔が生まれている。20年前には、まったく想像ができなかったことだ。
トラベラーズファクトリーのインスタ投稿ですが、スタッフが引き続き各店舗の情報をアップすべく、記事を制作中なので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
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