ライフ・アクアティック
TSUTAYAの半額セールがあったので、DVDを借りて来ました。ウェス・アンダーソン監督の「ライフ・アクアティック」です。
時代遅れの冒険・海洋ドキュメンタリー映画を製作している主人公たちが、最後の作品と覚悟を決めて、探査船に乗り航海に出ます。海賊が出てきたり、部下の謀反にあったり、いろいろ事件が発生するなかでなんとか作品を完成させ、主人公が失いかけた自信を取り戻していくという話です。
ハラハラドキドキの冒険活劇ではなく、どこかゆるい感じのほのぼのしたトーンの映画です。愛すべきキャラクターの登場人物、どこかノスタルジックで不思議な独特の世界観に引き込まれて、見終わったあとには温かい気持ちになれる映画です。
現実にあり得ない作り物っぽさのある世界なのですが、その作り込み方が半端ではなく、逆に不思議なリアリティを感じさせます。映画で流れるポルトガル語で歌われるデビット・ボウイの名曲群も映画の雰囲気を盛り上げます。やっぱり、映画っていいですね。