2008年7月24日

Midnight Express

暑い日が続きます。今日も何回も「暑い」という言葉を口にしてしまいました。
 
暑い夏を涼しくする方法として、怪談やホラー映画を見るということがありますが、正直言うとその手のものは苦手です。映画は好きですが、ホラーや猟奇的なものはほとんど見ません。なんで好き好んでお金を払って怖いものを見ようとするのか、まったく理解できません。とか書いておきながら・・・。旅が好きで、怖い映画も好きな人におすすめの映画を紹介します。
 
「ミッドナイト・エクスプレス」
 
トルコのイスタンブール空港から帰国の際、大麻を持ち出そうとして捕まってしまったアメリカ青年のお話で、実話をもとにした映画。
 
トルコの刑務所の中、劣悪な環境に押し込められて、看守にいたぶられる生活。さらに、刑期はどんどん引き延ばされる絶望的な状況で人間としての尊厳が失われていく過程をリアルに描いています。
 
後半、刑務所内で自分を失ってしまっている囚人達が、目の焦点が定まらず、ぶつぶつ独り言をしゃべりながら、飽きる事なく円柱の周りをぐるぐる歩いているシーンは、正視できないくらい衝撃的でした。
 
先に書いたように怖い話は好きではないので、私は2度と見る気はありません。しかし、旅人がいつ遭遇しないとも限らない悲惨な状況を描いた映画なので、旅好きの人は1度は見ておいても良いかもしれません。でも怖いです。
 
沢木耕太郎の「深夜特急」のタイトルは、この映画からきています。
 

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