2008年10月20日

How much weight?

「暮らしのリ・デザイン」を読んでから、モノの重さと使い勝手の関係性がちょっと気になるようになりました。
 
それによると、職人によって鍛造で作られた包丁はだいたい150グラム前後、一方プレス加工で作られた大量生産ものは大きさは同じでも100グラムにしかならない。その重さと重心の微妙な差が使い勝手に大きな影響を与えるとのこと。
 
手に持ったときにしっくりくるとか、馴染みやすいとか、使い勝手が良いという時の判断基準に、その触感とあわせて重さも大きな影響を与える要素なんですよね。
 
ということで、トラベラーズノートの重さを測ってみました。まず、パッケージを開けたばかりのノーマルの状態(カバーにノート1冊)で151グラム。なんと使いやすいとされる包丁の重さと一緒。どっちも、手に持って使う道具であることを考えると、理にかなった重さです。トラベラーズノートを手にしたときに感じる「なんか良い感じ」の訳にはこの重さもあったのかも。
 
私が現在使用中のトラベラーズノートも測ってみました。中身は週間リフィル+ノートリフィル各1冊、さらにジッパーケースと名
刺ファイルをセット、その中にはいろいろ紙ものが詰まっています。で、重さは550グラム。ノーマルの3倍以上でした。
 
ノートリフィル1冊72グラム。ノーマルにノート1冊追加すると223グラム。それよりも倍以上の重さになります。それから考えるとちょっと重過ぎです。あらためて中身を整理するとずっと前の待ち合わせ場所の地図を出力したものや、もう必要ない仕事の資料などけっこう無駄なモノが入ってるのに気付きました。
 
トラベラーズノートもたまには整理してダイエットする必要があるかもしれません。
 
きっと使う人それぞれの使いやすいカスタマイズがあると思いますが、カスタマイズの時や使っている時に重さを測ってみるとことで、よりその後の使い勝手も想像できるかもしれません。