2009年4月 7日

旅先のカフェ pain de musha musha + coffee


 
黒磯からの帰り道、もう一度益子に寄ってカフェに行きました。pain de musha musha and coffeeへ。
 
ここは、古い農家がそのままカフェになったようなお店。お家にお邪魔するかのように、引き戸を開け、玄関で靴を脱いで、店内に入りました。座布団とちゃぶ台が置かれた店内は、ほんとうに誰かのお家に招かれたような居心地の良さを感じます。
 
注文をしたのは、キッシュのセット。このお店で焼いたフランスパンと、採れたて野菜のサラダが添えられた、キッシュのプレートが出てきました。素朴だけど良質の素材を使って、丁寧にきちんと作られている、そんな味でした。フランスの料理だけど、日本の田舎の煮物とかおいなりさんと同じような、どこか懐かしい味でした。
 
窓からは西日が差し込み、ストーブで暖められた空気がゆらゆらと揺れる影を白い壁に映しています。小さな音で、レナード・コーエンの曲が流れるなか、背中を壁に預けて、ちゃぶ台の下に足を伸ばし、すっかり寛いで心地よい時間を過ごしました。
 
これも、東京では成立しないカフェだなあ。
 

 

 

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