2009年9月28日

Tokyo Sky Tree


 
その存在を忘れている方も多いかもしれませんが、東京スカイツリーの建設が進んでいます。春先から、少しずつその形が現れて、今ではちょっとした高層ビルを越す高さになっています。毎日少しずつ伸びていく様は、まるで地面から生えてきた巨大な植物の芽を想像させます。
 

 
パリと言えばエッフェル塔ですが、パリに行くとエッフェル塔の建設途中の写真が印刷された絵ハガキをよく見つけることが出来ます。
 
エッフェル塔はフランス革命100周年を記念し、1889年に開催された万国博覧会のために建設されました。この時代のパリはかつてない繁栄の時代をむかえ、印象派の画家たちが集まり、鉄道や地下鉄などが次々と建設されていました。建設途中のエッフェル塔の写真は、パリの人々にとって、繁栄と近代化の時代を象徴するものなのかもしれません。
 
東京タワーもまた、日本の高度経済成長を象徴する建物でした。昭和30年代の東京を舞台にした映画でも、その建設途中の東京タワーが象徴的に映し出されていました。
 
後年、建設途中の東京スカイツリーの姿は、この時代を象徴するものになると思います。その時、未来の人々は、この時代に何をイメージすることになるのか...なんて、考えたりします。いずれにしても、今という時代が大きな変化の中にあるのは間違いないのでしょうね。