2010年7月 7日

Rainy Season


 
東京の今年の梅雨は、一日中しとしと雨が降るというよりは、夕暮れ時にスコールのような雨が降ることが多いようです。地球温暖化の影響によるものなのかは分かりませんが、いつもの梅雨とはちょっと違う感じです。
 
そんな雨で思い出すのは、旅先で見た東南アジアのスコール。暑い季節に短時間で一気に集中して降る雨は、アジアならではの風情のような気がします。例えばタイでスコールにめぐり合うと、現地の人はたいてい傘を差したりはしません。急いでる人は思いっきり濡れて歩き、そうでない人は軒先などで、雨が止むのをひたすら待ちます。どちらかというと後者のほうが多いのも東南アジアならではの風景。
 
学生時代、予定のない旅をしていた頃は、スコールにあうと雨をやり過ごすために、軒先でぼ~っと佇んでいました。スコールが始めると、もわっとした熱気が雨で冷やされて、ひんやりと気持ちのよい空気に変わります。ぱしゃぱしゃと雨水が地面を打ちつけるのを眺めていると、なんだか懐かしい気持ちになるのは、服が濡れるのも気にせずに水遊びをした小さい頃を思い出すからなのでしょうか。
 
そういえば、旅先で傘も持たずに雨に降られた時、開き直って濡れるにまかせて雨にうたれていたらとても気持ちがよかったのを覚えています。
 
梅雨もあと少しです。残り少ない梅雨を楽しみましょう。