2012年7月23日

London Calling


 
ロンドンです。産業革命を興し、かつて世界中に覇権を握っていた大英帝国の首都。第二次大戦以降は、その座をアメリカに引き渡すものの、1960年代頃よりニューヨークとともにユースカルチャーの震源地として、文化的な影響を世界に与え続けている街。
 
なんてったってロンドンは、ロックンロールの聖地です。アメリカの黒人音楽として生まれたロックがより普遍的な世界のポップミュージックへと進化した中心地。フーもキンクスもストーンズもピストルズもクラッシュもジャムもロンドンで生まれ、世界中の若者たちの生き方に影響を与えた。
 
ロック好きにとっては、やっぱりロンドンは特別な街。ハイドパーク、ハマースミス、アビイロード、キングスロード、ウォータールーなどなど、地図を見ているだけで、曲名などで聞き覚えのある名前をいくつも発見できます。
 
ビッグベンを見れば、フーの1stを思い出す。ピンクフロイドのアニマルズのジャケットに写る発電所は、今でも残っているんだって。やっぱりアビイロードは行かなくっちゃね。 目的地の近くにパブロックの震源地となった有名パブ「HOPE&ANCHOR」や、スミスを生み出した老舗インディーズレーベル発祥のレコード店「ラフトレード」があるんだったら、立ち寄らないわけにはいかない。
 
ロンドンには、ロック好きが訪ねるべき憧憬の地がたくさんあるのです。残念ながらライブを見る時間はなかったですが、それらを見るだけで、頭の中にロックが鳴り響いてくるのです。