2012年9月14日

2013年ダイアリーを眺める


 
お店によって異なりますが、早いところではトラベラーズノート2013年ダイアリーが並び始めました。
 
完成するまでに、校正のために読み合わせをしたり、印刷の色を確認したり、製本されてからも仕上がり状態をチェックしたりで、もう何度も目にして見慣れているはずなのに、パッケージされた状態のダイアリーが届き、開封するときはちょっとドキドキします。実際に使うまではまだ何ヶ月かあるのですが真新しいページをめくり、あたらしい年のカレンダーを眺める。この感覚は、数ヶ月後に訪れる予定の旅先の地図を眺めるときの感覚に似ています。まだ若干現実感が乏しいなかで、地図を見て、ぼんやりと行きたい場所を確認したり、その土地の匂いを想像したりして、胸が高鳴る。

そうすると、たくさん書き込まれ余白が少なくなってきた今年のダイアリーは、だいぶ土地勘もついてきた旅先で使い続けている地図でしょうか。例えば旅先のホテルの部屋で、何度も見返してシワがついていたり、書き込みがあったりする地図をしみじみ眺めるのも、楽しい時間です。
 
毎年あたらしいダイアリーが手に入ると、いままでの歴代のダイアリーを机の上にひっぱり出して、しみじみ見返してしまいます。トラベラーズノートのダイアリーは2006年からスタートしているので、私の手元には6年分の使い終わった地図があります。かつての旅を思い出しながら、数ヶ月後に始まるあたらしい旅を想像する。1年に一度、そんな時間を持つのも悪いことではありません。
 
2013年ダイアリーには、スケジュールシールがおまけに付いています。旅にまつわるモチーフのアイコンが描かれたシールをページに貼っていると、スケジュールがますます地図に思えてきて楽しい。まずは、あたらしい地図をどんな風にカスタマイズするかゆっくり考えてみます。