北の国から
「北の国から」を見て育ったことあって、北海道といえばまずは富良野をイメージしてしまいます。ドラマで設定上の純とちょうど同じ歳で、文句ばっかり言って姑息で卑屈な純の性格も、どこか自分に似ているような気がして、かなり感情移入しながら見ていました。黙々と何でも自分で作ってしまう黒板五郎に憧れを抱き、ちょうど「男はつらいよ」の寅さんが子供心に旅への憧れの気持ちを抱かせてくれたように、「北の国から」は、DIY的なモノ作りへの憧れを心に植え付けてくれたような気がします。
そんなわけで、学生時代に友人たちとはじめて北海道に行った時は、フェリーで函館に入ると、まずは富良野を目指しました。みんなで「北の国から」の感動の場面を語りあいながら、ロケ地をめぐったのを思い出します。その後、バイクで何度か北海道を訪れましたが富良野は必ず立ち寄りました。
先週、トラベラーズチームとともに久しぶりに富良野へ行ってきました。目的は、ある方に会うためだったのですが、そのことについてはまたあらためて書きたいと思います。富良野では、今回も「北の国から」のロケ地をめぐりながら、少年時代に見たその物語の世界に想いを馳せました。「北の国から」資料館の売店では、パスポートが売っていて、丸太小屋に布部駅、中畑木材に純と蛍が通った分校などのロケ地に設置されているスタンプをそのパスポートができます。
そんなセンスに、トラベラーズノートの世界に通じるものを感じ、ぼくらは嬉しくなりながらノートとパスポートの両方にそのスタンプを押しました。そして、このノートがもたらしてくれる出会いと感動に胸が熱くなりました。
富良野での用を済ますと旭川から少し北上し、廃校を利用した宿に泊まりました。夜には、天の川や流れ星も見える星空のもと、時折ぼんやりと儚い光を見せてくれるホタルの光を見つつ、残念ながらその姿を見せてはくれませんでしたがキタキツネの鳴き声を聴くことができました。
その後、南へ下り、札幌でもう一泊した後、新千歳空港発・成田空港行きのLCCの飛行機に搭乗。旅の最後にトラベラーズファクトリーエアポートに立ち寄り、旅の記録を記したトラベラーズノートにスタンプを押して、その旅を締めくくりました。やっぱり、旅っていいですね!
話は変わりますが、今週末7月25日〜27日は毎年恒例、トラベラーズサマーフェスです。今回はおなじみのアアルトコーヒーによる夏の風物詩トラベラーズアイスコーヒーに加え、デルベアの絶品かき氷も登場します。25日(金)には夕方からかき氷を、そして、26日(土)にはアイスコーヒー&かき氷、27日(日)はすでにソールドアウトとなってしまいましたが山田稔明さんのライブ。週末は中目黒まで!