RCサクセションに「去年の今頃」という曲があるけど、ちょうど昨年の今頃は、オープン間近のトラベラーズファクトリーエアポートの準備で忙しくしていた。施工がはじまり、成田空港へ行き来しながら、看板やサンプルを作ったり、タイから届いた商品に表示シールを貼ったり、日々届く請求書や見積書を頭を抱えて眺めたりしていたのを思い出します。ずいぶん前のことのような気もするけど、あれからもうすぐ1年。幸いスタッフにもお客様にも恵まれ、無事に1周年を迎えられそうです。
　
成田空港にお店ができて、そこに行く機会も増えましたが、飛行機に乗るわけではないのに今でも空港に着くとなんだか胸が高まります。チェックインカウンターに溢れる世界中から集まる旅人たちや、飛行機が飛び立つのを眺めていると、それだけで旅気分を味わえるのも空港の面白いところかもしれないですね。
　
先日、打ち合わで成田空港を行くことになり、普段は降りることがない成田駅を降りて、歩いてみました。成田山新勝寺までの参道は、和菓子屋さんや産地らしく落花生中心にたくさんの種類が置いてある豆屋さん、さらに昔から参拝者向けにあったと思われるうなぎ屋さんなどがあってそれらを覗きながら歩くのが楽しい。
　
ちょうとお昼時だったこともあって、ちょっと奮発して名物のうなぎを食べることにした（といっても最も安い丼ですが...）。こちらでHideさんが紹介している菊屋さんへ。とても美味しくいただきました。新勝寺は、実ははじめて訪れたのですが、か見応えもあり立派なお寺。デザイン担当橋本が、御朱印をトラベラーズノートにお願いしたら、ちゃんとリフィルの細長いサイズにあわせて墨書きをし、朱印を押してくれました。これはおすすめですね。
　
そして成田を堪能した後には、あえて東成田駅に向かって、そこから成田空港へ。前にも書きましたが、東成田駅は、成田空港が開港した1978年から91年まで成田空港駅として使われていた駅で、かすかに残るその頃の雰囲気が、ちょっとした廃墟感を感じさせてくれるなかなか面白いスポットなのです。東成田駅から空港を結ぶ連絡通路があるのを知って、歩いて行くことにしました。これがまた不思議な空間で、廃墟感漂う駅からほとんど人が歩いていない無機質な通路を500mほど歩いくと、突然賑やかな空港に出る。まるで過去から未来へ抜ける時空を超える地下道を歩いていたかのような気分になりました。
　
空港に着くと、できたばかりの第3ターミナルを見学し、連絡バスに乗って第1ターミナルへ行きトラベラーズファクトリーへ。最後は、屋上で飛び立つ飛行機を眺めながら、お茶を飲み成田トリップを締めました。
　
というわけで、間もなく1周年を迎えるトラベラーズファクトリーエアポート。
　
飛行機に乗る予定がない方も、ぜひ遊びに来てください。
HAVE A NICE TRIP!