2015年10月15日

チェンマイへの旅

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タイに行ってきました。1年半ぶりに訪ねたチェンマイでは、雨季が始まったようで1日中雨が降ったり、止んだり。夜になり、寒くなって思わず上着をはおると、トラベラーズノートのカバーを作る工房のオーナーは、「冬がはじまったなあ」とつぶやきました。
 
彼によると、チェンマイでは3月から9月が夏で、10月から2月までが冬とのこと。冬は雨季とともにやってくるそうで、着いた日は、半袖1枚でも暑かったのが、この日はパーカーを着ていても肌寒さを感じます。そんな日本の秋のような穏やかな季節が半年続くのが、ここでの冬なのです。
 
チェンマイでは、工房のオーナー夫妻にお世話になりっぱなしで、昼は打ち合わせをしたり、他の工場や生地問屋などに一緒に行ったりして過ごし、夜も屋台に行ったり、彼らのお家で夕食をご馳走になったりで、ほとんどずっと一緒にいました。トラベラーズノートを発売したばかりの頃は、まだ結婚して間もなかった彼らは、今は2人のかわいい子供がいて、2人に会うのもチェンマイ訪問の楽しみのひとつ。
 
さらに今回は、打ち合わせの合間を縫って、彼のお母さんの家に招待してもらいました。家の改装が終わったばかりということで、お坊さんを呼んでの式典が催され、そのために集まっているたくさんの親戚とともに、僕らも一緒に手を合わせて正座をしながら、その様子を見物させてもらいました。お坊さんの読経が終わると、みんなでご飯をいただきます。見ず知らずの僕らを温かく迎えてくれて、チェンマイにたくさんの親戚ができたような気分になりました。
 
チェンマイでのものづくりは、手仕事が多く、打ち合わせで、こんな感じはどうかな? なんて話をしていると、その場で革を切ったり、真鍮を叩いたり、縫ったりしながら、サンプルができあがっていきます。基本にあるのは、シンプルで心地が良いこと。彼らと一緒に仕事をするようになり10年以上経ち、お互いに理解が深まったことで、気持ち良く仕事が進んでいきます。
 
チェンマイ最後の夜は、工房のスタッフみんなで準備をしてくれて、チェンマイ式の焼肉鍋のようなもので僕らをもてなしてくれました。みんなで鍋をつつきながら、楽しい話をして遅くまで盛り上がりました。少し酔っ払ったオーナーは、僕らはみんな家族だ。家族だと思って、一緒に楽しく仕事をしていこう。なんて言って握手をしてきます。そう。この感じ。これがトラベラーズなんだな、と僕らも胸を熱くしました。
 
さて、話は変わって今週末10月17日(土)は、トラベラーズファクトリー4周年記念イベントとして中目黒でノートバイキングを開催します。カセットテープがモチーフのオリジナルデザインの表紙をご用意して、皆様のお越しをお待ちしています。
 
また、今週はこちらのコラボに続き、またあたらしいコラボレーションの発表もあります。どちらも僕らが憧れる大好きな人たちとのコラボレーションです。ぜひ、楽しみにしてください!

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