TRAVELER'S FACTORY STATION open!
トラベラーズファクトリー ステーション、無事オープンを迎えることができました。オープン日は、僕らもびっくりするくらいたくさんの方々に足を運んでいただき、涙が出るほど嬉しかったです。ありがとうございました。また当日は、急遽整理券をお配りしたり、長時間お待たせしてしまったり、さらにはせっかく足を運んでいただいたのに入店できなかったり、いろいろご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。
そんな状況にもかかわらず、品出しをしたり、棚を片付けたり、レジやら商品移動やらでバタバタとしていた僕らに、お客様からはたくさんの温かい言葉をいただき、さらに、たくさんの方が笑顔で商品を手にとったり、スタンプを押してたりしている姿を見ることができて、それが何よりも嬉しかったです。
何日かこの場所にいて、あらためて思ったのは、東京駅は、遠くからやってきた旅人と、日々の暮らしの場所として歩く人たちが、交錯する場所であるということ。自分が実際に旅をして、魅力的だと思う場所は、まさにそういった場所で、例えば、地元の人と旅人がほどよく入り混じる市場で、地元の人が美味しそうに食べている料理を指差してオーダーしたりするのが楽しい。風光明媚な場所やお仕着せの観光地よりも、現地の暮らしを感じる場所での、地元の文化や歴史、人々との触れ合いに心が動く。前にコラボレーションをしたスターフェリーもそうだったし、東京に住む僕らにとって、日本の地方や海外の鉄道駅は、そんな魅力に満ち溢れている。
きっと東京駅は、遠くからやってきた人たちにとって、同じ魅力を感じる場所のひとつかもしれない。日常の中継地として東京駅を利用する僕らは、その魅力をつい忘れてしまって、足早に通り過ぎてしまう。そんな時、トラベラーズファクトリーステーションに立ち寄ることで、この場所の魅力を思い出し、つかの間の旅気分を味わってもらえたら嬉しいし、遠くからやってきた旅人と交錯することで、旅人にとっては、旅がもっと楽しくなってほしい。
ちょうどゴールデンウィークということで、これから熊本に向かうという方が、手に入れたばかりのリフィルのパッケージを開けて、ノートの表紙に、東京駅のスタンプとともに熊本のスタンプを押して、旅立っていった。会社帰りに立ち寄ってくれた方は、仕事が楽しくなりそうだね、とはじめてトラベラーズノートを手にれてくれた。そして、たくさんの旅人たちが東京を訪れた記念に、スタンプを押していた。
中目黒の路地裏でひっそりと佇む僕らの基地、トラベラーズファクトリー、世界に向けた玄関口成田空港にあるエアポート、そして、東京駅にあたらしく生まれたステーション。この3つの場所が、トラベラーズノートという旅するように毎日を過ごすための道具を通じて、日本各地や世界からやってくる旅人と僕らやみんなと繋がっていく。
まだまだ至らない点もあって、ご不便や迷惑をおかけしてしまうことあるかと思いますが、もっと気軽に立ち寄っていただける、楽しくてワクワクする場所にしていくようスタッフ一同がんばっています。これからもよろしくお願いします!