旅の計画をノートに記す
金曜日の夜、会社帰りにまっすぐ東京駅か新宿駅へ行き、京都行きの深夜バスに乗る。そうすると朝7時前には京都駅に着く。
京都タワーを見上げて深呼吸すると、まずは朝5時からやっているという第一旭でラーメンを食べる。普段は朝からラーメンを食べるなんてことはしないけど、旅先ではそんなちょっとした非日常の行為が楽しい。お腹を満たしたら、高瀬川沿いを歩いて、土日は朝からやっているサウナの梅湯へ。12時までゆっくりサウナ&水風呂を楽しみ、深夜バスの疲れをいやす。風呂を出たら、京都を湯上り散歩。火照った体に涼しい風を浴びながら鴨川の土手をのんびり歩く。
ランチはスマート珈琲店でたまごサンドイッチ。食後には本を読みながらコーヒーを飲んでゆっくり過ごす。続いて京都旅のメインイベント、新風館へ。お客としてトラベラーズファクトリーに入り、店内をくまなく探索。お買い物をした後は、ライブラリースペースでノートを広げてここまでの旅を記すのもいいな。それからエースホテルをのぞいて、ロビーでコーヒーを飲んだ後に、新風館の地下にあるミニシアター、アップリンクで映画を見よう。旅先で映画を見るなんて、ちょっと贅沢な気分。そして、夜はだれかを誘って飲みにいく。前にアンジェの羽賀さんが紹介してくれた老舗の居酒屋さんに行くのがいいかな。
翌日、朝食はロリマー京都で。焼き魚に漬物やおひたし、卵焼きが美しく盛り付けられた定食は見た目だけでなく味も素晴らしい。2日目は、1日かけて恵文社一乗寺店や誠光社など、京都の本屋巡りを楽しもう。お昼は誠光社の近くにあるかもがわカフェ。夜までゆっくり京都を楽しんで、帰りは新幹線でいっきに東京へ。
「トラベラーズノートに描いた京都おすすめスポット募集」が募集期間が延長されたのもあって、いつか行きたい京都の旅を想像して、ノートに記してみた。旅は計画を立てている時からすでに始まっている、というようなことが言われるけれど、旅のしおりを作るような気分で、お店を調べたり、コースを考えたりしながら旅を記していると、それだけで旅がはじまったような気分になる。皆様もぜひ。
でもやっぱり本当の旅をしたいなあ。香港のスターフェリーで100万ドルの夜景を見ながら夜風を浴びたり、台北の屋台で買い食いしながら夜市をさまよい歩いたり、ソウルの路上の飲み屋で仲間とくだらない話をしたり、チェンマイでカオソーイ、パリのカフェ、ロンドンのパブに、LAのダイナーもいいな。旅先のカフェで、異国の見知らぬ人に囲まれながら、ノートに向かって何かを書き留める。あ〜、電車や飛行機に乗ってどこか遠くに行きたいなあ。
いつかまたそんな日が来ることを願いながら、ノートにたっぷり旅計画を書き留めておきます。