2022年4月 4日

Original Soundtrack

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4月になった。桜は満開を迎えたし、暖かいと思ったら、急に寒さが戻ったりするのもむしろ春らしい。僕はだいぶ擦り切れていたトラベラーズバイクのタイヤを新品に履き替えて、これからまたたっぷり走るための準備をした。
 
4月最初の週末は京都では、昨年末から計画していたentwa&NAOTのイベントが無事開催され、今週末は中目黒では、当初2月に予定していたKo'da Styleとshort fingerによるイベントChoiceがいよいよ開催される。さらに今日は4月末に行うイベントの告知もあって、いよいよ動き出したぞ、という感じになってきた。
 
4月14日に発売するトラベラーズノートの新商品はまずは海外向けの分が無事に出荷され、現在は国内分の生産が佳境に入っているところ。今回の新商品は、トラベラーズが夢見る架空のホテル、航空会社、鉄道、レコードレーベルをテーマに作っているのだけど、皆さんにその世界をより身近に感じられるお手伝いになればと、新しいノートと向き合うときに聴いてほしい音楽のプレイリストを作ってみた。いや、本当はトラベラーズホテル、エアライン、トレイン、レコードをテーマにした映画を作りたいんだけど、当然そんな予算も時間も能力もないから、せめて映画のサウンドトラックのアルバムだけでもと、プレイリストを作ってみたのだ。
 
例えば、トラベラーズエアラインのサウンドトラックのオープニングは、ピーター、ポール&マリーの「Leaving On A Jet Plane」。
「僕はジェット機に乗ってここから去っていく。 いつ帰ってくるのか分からない。行きたくないよ」恋人を残して、ひとり飛行機で旅立つ男の気持ちを歌っている。
 
続いて流れるのは、ジェット機のSEとともに始まるキンクスの「This Time Tomorrow」。長い旅がはじまり、明日の今頃、僕はどこにいて、何を目にしているのだろうという歌詞。行き先の分からないトラベラーズエアラインの旅の始まりにぴったりだ。いよいよ飛行機が飛び立ち、水平飛行になったところで流れるのが、「愛のテーマ」。飛行機の旅というときっと多くの人がこの曲を思い出すんじゃないかな。
  
そして、美しいCAが主人公の席までやってきて、ウェルカムドリンクをサーブしてくれるタイミングでストーンズの「She's A Rainbow」が流れる。
タイトルの通り、虹の様に華やかな女性の美しさを歌った曲。カラフルな制服を着こなし、笑顔を向けてくれるCAに見とれ、すっかり浮かれ気分の主人公。ウェルカムドリンクを飲みながら、飛行機の旅がまだ優雅で夢に溢れていた1950年代にヒットしたシナトラの「Come Fly With Me」を口ずさむ。
 
窓を見ると、飛行機の下には雲海が広がっている。ふと、旅立つ前に別れた恋人のことを思い出す。実は旅立つきっかけは失恋だったのだけど、主人公はまだそのことを引きずっている。そこで流れるフライング・ブリトー・ブラザーズの「Hot Burrito #1」は、振られた女のことを未練がましく引きずる男の気持ちを歌った曲。この曲を選んだのは、しみじみとした良い曲だからということもあるんだけど、バンド名にFlying という単語が入っているからという単純な理由。
 
主人公が失恋の想いにふけっていると、飛行機はガタガタと揺れ、照明がついたり消えたりして、騒然とした雰囲気に包まれていく。すると音楽は、ビートルズの「Flying」に変わる。ビートルズには珍しいインストナンバーが、サイケデリックな雰囲気とともに機内の不穏な空気を演出する。
 
ここまでだらだらと書き連ねてきたけど、たぶんこれを読んでいる半分以上の人は、曲名などに興味なく読み飛ばしている気がするので、このあたりで終わりにしようと思います。それでも興味があるというレアな方は、Spotify、YouTubeの下記リンクでチェックしていただけたら嬉しいです。
 
後半の「Leaning To Fly」から「Sky Pilot」、「Big Jet Plane」、「Back In The USSR」の流れでは、血湧き肉躍る感動的なストーリー展開が待っているんだけど、長くなるし、将来なにかの間違いで本当に映画化してしまったらネタバレになってしまうのでここでは書かない。(冗談ですよ)
 
同じようにトラベラーズホテル、トレイン、レコードもその世界を舞台にした映画があったら、と物語を想像しながら、サウンドトラックのようなプレイリストを作ってみたので、聴いていただけたら嬉しいです。
 
プレイリストを作りながら、それをノートに記録するのにぴったりのスタンプがあるのを思い出した。限定セット レコードのスタンプを押して、そこにジャケットを描いて、曲名を記していく。僕もそうだけど、音楽のことをノートに描くことの多い方にはおすすめです。ちなみにこのスタンプとインクパッドを持ち歩くには、LOVE AND TRIPのコットンバッグがちょうどよいということも分かった。

Spotify
TRAVELER'S HOTEL Original Soundtrack
TRAVELER'S AIRLINES Original Soundtrack
TRAVELER'S TRAIN Original Soundtrack
TRAVELER'S RECORDS Original Soundtrack
 
YouTube
TRAVELER'S HOTEL Original Soundtrack
TRAVELER'S AIRLINES Original Soundtrack
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TRAVELER'S RECORDS Original Soundtrack
 
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