All My Life For Sale
この前の休みにブックオフを覗いてみたら、面白い本を見つけました。
「僕の人生全て売ります」ジョン・フレイヤー著
自分の人生をリセットして新しい生活を始めるため、自分の持ちモノ全てをインターネットオークションに出店して、売ってしまうという企画物の本です。そうやって売られたモノは、ガレージセールで見つけたイスや着古したTシャツ、さらに自分で編集したカセットテープや食べかけのタコスなど、ほとんどが駄モノ。
でも著者にとってはそれぞれ思い出深いモノばかりで、ひとつひとつのモノにまつわる歴史を思い入れたっぷりに語りながらオークションで販売していきます。さらに買った人たちとの間にコミュニケーションが生まれ、売られたモノのその後の姿も追っていきます。そうすると、駄モノだと思っていた品々がとても魅力的に見えてくるのです。
モノにストーリーが刻まれた瞬間に、輝きを放ち始める。あらためてそんなことを気付かせてくれる本です。
日本人の私たちにとっては、売っているモノの写真や説明は、アメリカの一般的な学生の生活を覗き見る楽しさもあります。
本と同タイトルのサイトを見る事もできます。
http://www.allmylifeforsale.com/