2008年11月25日

魅惑の香港

中国華南地区の工場エリアをまわってから香港に入ると、よりその魅力を体感できるような気がします。今回の出張がそうでした。
 
ここ10年くらいで急速に発展した華南地区は、そのに暮らす人々の生活には活気がありますが、工場が立ち並ぶ殺風景な景色が多く、またホテルなどの派手な建物もどこか空々しく見えます。
 
香港に入ると、街の景色ががらりと変わります。
 
洗練された新しいビルと古い何度も壁を塗り替えられたビルが密集して混在する風景。夜市の安い駄モノや食べ物と、高級ブランドやスタイリッシュなレストラン、どちらも旅人に対して気兼ねなく迎えてくれます。
 
油麻地(ユマテイ)の崩れかけたビルが並ぶ裏道の下町的風景。銅鑼灣(コーズウェイベイ)の世界中のブランドが集まるショッピングストリート。中環(セントラル)はスーツを着こなす様々な人種のビジネスマンが闊歩し、蘭桂坊(ランカイフォン)では夜を通して欧米人と香港人がパブで騒いでいました。
 
そして、スターフェリーの夜風を浴びながら尖沙咀(チムシャツイ)へと向かう航路では、国際都市の華やかな夜景が変わらず美しく輝いています。今回も香港は、旅人を温かく迎えてくれました。やっぱり香港はいいなあ〜。