2009年4月 1日

家具とニット


 
STARNETですっかり寛いでしまって、外は真っ暗に。その日は、宇都宮の健康センターで寝ることにしました。
 
益子から宇都宮までの暗く寂しい道を走っていると、扉が開け放された木工の作業場のようなものが見えました。一度通りすぎたのですが、なんとなく気になり引き返してみました。
 
経年変化の味が出ている古い木と黒ずんだ鉄で作られた家具が並び、その上には、センス良いアンティークの小物と一緒に木製の小皿やスプーンなどが置かれています。しばらく、眺めていると奥から男性が現れてきました。石油ストーブに火を灯し、どこからですか?と話しかけてきました。
 
建築設計の仕事を行いながら、その建物の奥の作業場で自分の手で作った家具を並べて販売しているとのこと。解体した古い民家の床や天井の板を使ったというテーブルや机。ひとつひとつ丁寧に説明してくれるのは、やはり、作った人の愛情が込もっているからなんでしょうね。味があって、温かくて、同時に、洗練されていてとても素敵な家具でした。さらに、その隣の部屋には、手編みのニットのコースターや赤ちゃん用の帽子が並んでいます。これらは、奥様のお仕事とのこと。
 
夫婦2人、益子で、モノ作りの仕事を行っている。なんだか、とてもいい感じ。最近、そんな暮らしに憧れます。
 
いい気分で、夜の寒い中、再びバイクを走らせました。
 
manufact jam (家具)
http://manufact-jam.com

ManoSpun (ニット)
http://manospun.com/
 

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