2009年9月 1日

帆船と台風


 
小さい頃から、帆船という乗り物の仕組みが不思議でなりませんでした。どこから吹いてくるか分からない風をたよりに、きちんと目的地にたどり着くことができるのです。風がまったくなければ進まないのでしょうが、前方から吹く風を利用し、前に進むことができるというのは、どうにも理解できません。
 
そもそも自然の風という不確かなものを動力にコロンブスやマゼランによる航海が行われていたのは、本当にすごいことだと思うのです。
 
大航海時代が幕開いたのは、羅針盤の発明と帆船技術の発展によるものです。つまり、自分の位置と行き先をきちんと知ることと目的の場所に向かう風を捉えることが出来るようになって、遠洋航海が可能になりました。
 
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選挙で大勝した側は、政権発足後、目指す場所に向かうための風をうまく捉えてほしいと思います。予想を越える圧勝は、台風のような強い追い風を受けた結果だと思いますが、それによって目的地を失わないように緊張感を持って舵をにぎらなければならないのでしょうね。
 
そして、私たちも風をとらえて、進むべき場所に向かって帆を進めていきましょう!台風が吹き荒れた一日、そんなことを考えました。
 
 

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