2010年1月13日

TRUCK&BIRD


 
前にここでも書いたTRUCK FURNITUREが最近移転し、そこではカフェも併設しているという話を聞いて、今回の徳島行きにあわせて行ってみることにしました。
 
倉庫のような建物の2階に上がると、天井の高い広々とした空間が広がっていました。無垢の経年変化した板が敷き詰められた床、コンクリートにペンキが塗られた背の高い壁、打ちっぱなしの天井から下げられた鉄製の照明、そして、そこに置かれているTRUCKの家具。
 
大きい窓から差し込む光が、木のテーブルや革のソファーの表面に、やさしく差し込んできます。思わず手をあてて、その素材のぬくもりを確かめてしまいました。私たちは買いもしないのにソファに座って、その空間を満喫してしまいました。
 
お店をゆっくり見た後は、併設しているカフェBIRDに足を運びました。ここも最高です。錆び付いた鉄の引き手がついた木のドアを開けると暖炉が置かれた落ち着いた空間が広がっていました。もちろん置かれているテーブルやイスはTRUCK製。
 
料理研究家のケンタロウ氏と一緒に考えたというランチメニューは、その家具と同じく、素材の良さを引き出した美味しいものでした。料理を待ちながら窓から外を眺めると、カフェが空くのをまっているたくさんの人々が見えました。
 
お店を出てから、奥に進むとオーナー夫妻の家が建っていました。こちらもカッコイイ。簡素な住宅地帯の中にTRUCKワールドが出来上がっています。
 
なんの後ろ盾がない若い2人が自分たちの手で妥協せず自らの感性を信じて家具作り始め、それがみんなに認められていく。そうやって出来上がったTRUCKの世界観がたくさんの人の胸を打つのを見て、とても勇気を貰いました。いや~、すごいなあ。憧れます。