2010年10月18日

1969年


 
"1969年、この年、東京大学は入試を中止した。ビートルズは「ホワイトアルバム」と「イエローサブマリン」と「アビーロード」を発表し、ローリング・ストーズは最高のシングル「ホンキー・トンク・ウィメン」をリリースし、髪の長い、ヒッピーと呼ばれる人々がいて、愛と平和を訴えていた。"
 
村上龍氏の小説「69」は、こんな書き出しで始まっています。その1969年に、私は生まれました。アビーロードは、ビートルズが解散前の最後に録音したアルバムで、実質的なラストアルバム。その出現が解散の理由の一つともいわれるオノヨーコとジョンが挙式をあげたのも1969年。
 
ビートルズとともに60年代を代表するバンドローリングストーンズでは、かつてのリーダーだったブライアン・ジョーンズが脱退し、その1ヶ月後、プールで溺死するのもその年の出来事。
 
日本では東大安田講堂事件が起きて、学生運動のピークを迎える。アメリカではロックの祭典ウッドストックフェスティバルが開催され、ニューシネマの代表作、映画イージーライダーが公開、そして、アポロが月面着陸しました。
 
さらに調べてみると、サザエさんのテレビアニメに水戸黄門が始まったのも1969年から。その翌年、大阪の万博が開催されて、私もそこに行っている写真があるのですが、当然まだ1歳の私に、そのときの記憶を刻むことは出来ませんでした。
 
「We haven't had that spirit here since 1969」

イーグルスの有名な曲「ホテル・カリフォルニア」の歌詞でこう歌われているように、1969年はひとつの時代の終焉であり、始まりのような年。その語呂の通り、まさにロックの年なのです。
 
タンスの片隅から出てきた自分が生まれた時の母子手帳を見ていたら、自分の生まれた時代を旅してみたくなりました。1969年5月20日午前9時15分、3,550グラムの重さとともに、私の人生の旅が始まりました。
 
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話変わりまして、ポストカードキャンペーンの賞品、遅くなりましたが先週末に発送しました。その内容は、後日紹介させていただきますが、もしこちらのリストにあるのに届いてないという方がいらっしゃいましたら、下のアドレスまでメールください。
 
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