2012年5月24日

Good Day Music


 
先月に発売したロールシール。切手やチケットをモチーフにしたデザインにさり気なく配された文字をよーく見てみると、その奥から音楽が聴こえてきます。例えば、こんな曲はいかがでしょうか?
 
・Ticket To Ride(涙の乗車券)
「HELP!」に収録されているビートルズの代表曲のひとつ。これから旅立って行く恋人の様子を歌った歌。ちょっと切ない歌詞なんだけどこのイントロを聴くと、旅立ちの高揚感を感じてしまいます。
 
・Let's Go Away For Awhile(しばらくどこかに消えたいね)
ビーチボーズの名盤「ペット・サウンズ」におさめられている美しいインストナンバー。次々と展開が切り替わる曲の構成が映画のような情景をイメージさせてくれる素敵な曲。曲名のとおり、聴いているとどこか遠くに旅に出たくなります。
 
・This Is The One(これだ!)
ストーン・ローゼズの1stアルバムに収録。ギターのアルペジオから始まりベースとドラムが絡まり高揚していくメロディー。This is the oneこれなんだ!という言葉を連呼するボーカル。
そして、うねりながら熱く高まるグルーブ。これだって言える何かを手に入れたときの無敵のパワーを教えてくれる曲。
 
・Sail Along Silvery Moon(波路はるかに)
ビリー・ヴォーン楽団の演奏が有名ですが、個人的にはバート・バカラックのベスト盤におさめられているバージョンが好き。南国の夜の海に浮かぶ船の上でロマンチックな気分で月を眺めている。そんな気分にさせて
くれる曲です。
 
・Fly Me To The Moon(私を月に連れて行って)
ジャズのスタンダードナンバー。1960年代、アポロ計画が進行中のアメリカで、シナトラがカバーしてヒットさせました。ちなみにこのシナトラのバージョンのテープはアポロ10号にも積み込まれて、人類が月に持ち込んだ最初の曲になったそうです。
 
・Drive My Car(私の車を運転して)
ビートルズがアイドルバンドから大きな進化を遂げるきっかけとなったアルバム「ラバーソウル」のオープニングナンバー。その曲名の通り、カーステのBGMにぴったりのリズムが効いた軽快なロックナンバー。
 
・Blitzkrieg Bop (電撃バップ)
Hey Ho, Let's Go!の掛け声とともに始まるラモーンズの1st収録の代表曲。GO!と言えばこの曲ということで。パンクの元祖とも言われる曲ですが、ポップでどこかユーモラスな味が感じられるのがラモーンズの魅力。
 
・Take The "A" Train(A列車で行こう)
デュークエリントン楽団のジャズ・スタンダード。私がこの曲を知ったのは、ローリング・ストーンズ81年のライブアルバム「スティルライフ」です。オープニングSEでこの曲が流れて、その後のアナウンスとともにキースが弾くアンダーマイサムのイントロが聴こえてくる・・・その流れがとても好きだったなあ。ちなみに、私は知らなかったのですが、このA列車はハーレム行きの地下鉄を意味しているんですね。デザイナーのハシモトが電車のデザインをおこしている時、このフレーズを伝えたら、勝手に汽車を地下鉄に描き変えてくれました。