My Funny Valentine
きっと世の中の男性は、少年時代の経験で、バレンタインデーを楽しくわくわくした日としてインプットされた人と、失望と憂鬱の日とインプットされた人の二種類いて、残念ながらぼくは後者の方。それでもちょっとした期待を持ちながら、学校へ行ってやっぱり残念な結果となるのを繰り返すので、負け犬根性のようなものが染み付いてしまって、ごく稀にプレゼントをもらったりしても、その嬉しさをうまく表現できず、モジモジしてしまう。
幸いにして、大人になるにつれて、そんなことを味わうこともなくなりましたが、今でもバレンタインデーになると、その時のどこか所在ない気分を思い出します。そんな記憶のせいなのかは分かりませんが、義理だと分かっていてもバレンタインデーに女性からお菓子をもらったりするとちょっと色めき立ってしまいます。でも、やっぱり嬉しいものですよね。
トラベラーズノートや、ファクトリーで作ったバレンタインギフトが、バレンタインデーの今日、ギフトとして誰かから誰かに手渡されて、その二人の間に笑顔が生まれたりすれば、こんなに嬉しいことはありません。皆様にとって、素敵なバレンタインデーでありますように。