トラベラーズスターエディションも無事発売を迎えることができて、週末には全国の店頭でもその姿を見ることができるようになりました。トラベラーズファクトリーでは、16日(土)に発売を記念したイベントを開催し、ぼくらフェリーのロゴが入ったバッジを作るお手伝いをしながら、お客さまとお話をすることができました。
　
ぼくらがモノ作りをする上で、なによりも大切にしていることは、ぼくら自身が使いたくなるようなモノで、ぼくら自身がワクワクし、手にすることで楽しくなるようなモノであること。そういう意味では、今回はぼくらがずっと好きだったスターフェリーとのコラボレーションということで、その作る過程もとても楽しむことができました。
　
スターフェリーとコラボレーションをするにあたって、その認知度やイメージなどをマーケティング調査するなんてことは考えもしないし、自分たちの直感を信じて、思い入れや愛情を最大限に注げられることがトラベラーズらしいモノ作りだと思っています。
でも同時に、ひとりよがりで偏ったものではないかとか、トラベラーズノートを使っている方々を失望させないかとか、不安を感じることもあります。今回のイベントでは、あたらしい商品を手にするたくさんの方々の笑顔を見ることができて、とても安堵すると同時に嬉しく楽しい時間を過ごすことができました。
　
現在、トラベラーズファクトリーの2階は、香港をイメージさせるような空間になっています。そこにゆっくりとした足取りで階段を上がってきた年配の方がバッジを作りながら、「ぼくは60年代に香港に住んでいたんだ」と言いながら懐かしそうに壁一面に貼ってあるスターフェリーの大きな写真を眺めていたり、日本で働いているという香港人の女の子が、「今回はスターフェリーを取り上げてくれてありがとう」と言ってくれたり、ずっと香港のことやフェリーの思い出を話してくれる方がいたり。さらに行ったことがない方も、香港から持って来た中古の自転車を眺めながら、いつか行ってみたいなと話していたり。
そんな姿をたくさん見ることができました。
　
イベント中、この場所に足を運んでくれた方々の旅の思い出や未来の旅への想いが交錯し、しみじみ旅っていいなあと思う、そんな空間になっていたような気がします。トラベラーズノートをきっかけに、今までの旅がより深いものなり、新しい旅をはじめようと思ってくれたら嬉しいです。
　
次は、20日(祝)です。この日はアアルトコーヒー庄野さんとダン・ラ・ナチュールの千葉さんが来てくれて、トラベラーズ的香港カフェが2階に誕生します。庄野さんは、いつものトラベラーズブレンドに加え、新作、路地裏ブレンドをいれてくれます。少し崩れかけたビルや妖しい屋台などが魅力の香港の路地裏のような深煎りのブレンドです。
　
そして、千葉さんは、香港をイメージしたオリジナルタルトを持って来てくれます。なっちゃん風にアレンジした香港の定番エッグタルトに、香港スイーツを思わせるごまタルトのセット。こちらも楽しみです！

話が変わりますが、トラベラーズエディションですが、おかげさまで好評いただき、品切れの商品も多くなっています。なるべく早く仕上がるように現在追加生産中です。発売早々の欠品で大変申し訳ありませんが、もう少々お待ちください。