6月のこと
6月からイメージすることと言えば、梅雨ですが、ぼくの中でもうひとつ強い印象を残しているのが小学生の頃読んだ「ドラえもん」でのび太が指摘していた、1年のなかで日曜日しか休みがない唯一の月ということ。その頃はまだ週休2日ではなく、祭日の休みは今より貴重だったのですが、のび太のセリフではじめてそのことに気付いて、愕然として憂鬱な気分になり、6月が嫌いなったのを覚えています。今思うと当時のぼくは、のび太のことバカにしながらも、けっこうシンパシーを抱いていたような気もします
もうずっと昔に学校も卒業してしまったし、今ではお店の仕事に携わっていたりするので祭日の感覚も昔とは変わってしまっているけど、梅雨とのび太のせいで、今でもなんとなく6月には漠然とした憂鬱な気分を少し感じたりします。
そんな6月も間も無く終わります。今月は香港でのスターフェリーイベントや先週の平澤まりこさんとミヤモトさんのトークイベントなど、憂鬱を吹き飛ばしてくれるような楽しいことが続きました。それと併せて、わくわくするような出会いもいくつかあって、新しい何かが始まる予感に満ちた1ヶ月だったような気がします。
奈良の風の栖(かぜのすみか)さんとの出会いもそのひとつ。世界をバックパックで旅していた4年間のことや、彼らがイスラエルから輸入しているNAOT(ナオト)の靴のことなど、短い時間でたくさんのお話を聞かせてくれました。特にNAOTの靴について、熱く語る姿を見て、ほんとうに自分たちの商品を愛しているんだなということが伝わりました。
6月の最後の週末、トラベラーズファクトリーで、6月28日(金)~30日(日)イスラエルの手作り靴「NAOT」キャラバンを開催します。旅の季節を彩るお気に入りの一足を探しに、ぜひ遊びにきてください。6月の最後も楽しく過ごせそうで、今からぼくらもわくわくしています。