富士山デザインのHighway Editionの影響で久しぶりに本物の富士山を見てみたいと思い、夏休みに河口湖の周辺を旅してきました。

富士山は、真夏のせいか麓から見える景色はぼんやりしていて、さらにてっぺんに雪がないその姿はなんだか物足りない印象。でもやっぱりその姿は雄大で、冠雪がはじまり空気も澄んでくる晩秋の頃、また見に行こうと思いました。
　
その代わり何気無く立ち寄った風穴と氷穴は、真夏の今が最も旬な場所でした。外は暑いのに、中に足を踏み入れた途端に空気が冷たくなって、子供の頃に入った魚屋の冷凍室を思い出します。スターウォーズかインディージョーンズに出てきそうな洞窟を探検気分で下っていくと、氷の塊があらわれました。薄暗い溶岩に囲まれたなかでライトアップされた氷はとても美しく感動的でした。

暗闇の地下世界が感じさせるダークで神秘的なイメージと、太陽が照り付ける明るい世界から反転したかのようなギャップ。トルコ、イスタンブールの地下宮殿やカッパドキアの地下都市、ベトナム・クチの地下トンネルに、栃木の大谷資料館など、地下に広がる遺跡や洞窟は、不思議な魅力にあふれ、異次元の空間のような世界を感じさせてくれます。調べてみると日本にもまだまだ魅力的な鍾乳洞や洞窟があるようで、それらも訪れてみたくなりました。