秋の深まりを感じる先日、那須へ行ってきました。朝早く家を出て電車で宇都宮駅まで移動し、そこで車と合流。日帰りのワンデイ・ショートトリップです。目的地は、山のSHOZOことSHOZO 那須店。黒磯店とは違ってこちらは高原のなかにあります。この時期の那須は、晩秋。少なくなってはきましたが、赤く染まった紅葉を眺めることもできました。車を降りると、都内より何度か低い温度の山の空気が気持ちいい。落葉の上を歩きながら、思いっきり深呼吸をしました。
　
店内に入ると、ストーブが暖かく火を灯しています。思わず手をあてて、そのやさしい温もりを楽しみました。どこか懐かしいヴィンテージの家具、ところどころに置かれた旅の本、窓から差し込む高原の優しい光と晩秋の風景。久しぶりに来たのに、いつもの場所のような安心感に浸りながら、ちょっと苦めのコーヒーを飲みました。

この日だけのスペシャルメニューだという美味しいハヤシライスでお腹を満たし、たっぷりSHOZOさんを満喫すると、再び車に乗って高原を走りました。那須にはちょっと脇道に入ると、気持ちのいい道がたくさんあります。ロール状になった干し草が転がる牧場が続く、ゆるやかなアップダウンが続く道は、北海道のような開放感を感じさせてくれ、両脇に紅葉の木々並ぶまっすぐな高原の道を走っていたら、
午後になり少し低くなった太陽の光が、木々の間から差し込んできて、まるでどこか異国の田園風景を走って　いるようでした。

1日だけの日帰りワンデイ・ショートトリップ。大好きなカフェでコーヒーを飲んでご飯を食べる。そして、その周りを少しだけ走る。それだけ。たっぷり予定を詰め込んだり、何日も続く旅もいいですが、たまにはこんな旅もいいものです。あ、今回の旅にはもうひとつだけとっておきの目的があったのですが、それはまた後日。