AMS>>LON>>BER
トラベラーズキャラバン・ヨーロッパ、無事全行程を終えることができました。今、日本へ帰る飛行機の中でこの文章を書いています。最後の目的地、ベルリンからの帰りは、パリのシャルルドゴール空港経由エールフランスのため、テロの影響で予定通り飛行機が飛ぶのか不安もありましたが、問題なく日本に着くことができそうです。悲惨なテロで亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
今回は久々の長期の旅でしたが、日本料理が恋しいと思うことはありませんでした。だけど、さきほど食べた機内食の肉じゃがが、あまりにも日本のそれとかけ離れた味で、急に白いご飯と漬物やシャケなどが恋しくなりました。あ、でもきっとパリの料理人が日本人旅客を喜ばそうと用意してくれた肉じゃが。文句を言ってはいけませんね。
さて、ロンドン、エースホテルのイベントを終え、次はベルリン。ベルリンは自分にとってもはじめの場所で、ここを訪れるのも楽しみのひとつでした。ベルリンといえば、映画『ベルリン・天使の詩』に、ルーリードの同名アルバムなどくらいで、どちらも退廃的でダークなイメージ。だけど、どちらもベルリンの壁が崩壊する前の作品です。
実際に訪れたベルリンは、旧東ドイツ時代の面影がぼんやりと残る無駄のないストイックな街並みで、その前に訪れたアムスやロンドンとはまた違った美しさがありました。ベルリンの会場、LUIBANは、世界中から集めたカードやノートが整然と並ぶ、美しいお店です。ここでも、イベント中はひっきりなしに人が訪れて賑わいを見せてくれました。
ヨーロッパでのイベントを終え、トラベラーズの世界もさらに大きく広がっていることを実感することができました。イベントをサポートいただいたすべての方々、現地で素敵な会場を提供し、ともにイベントを盛り上げてくれた仲間たち、足を運んでくれたたくさんの旅人たち、そして、facebookやtwitterなどで応援してくれた皆様、ありがとうございました!おかげさまで、素晴らしいイベントになりました。なんだか夢みたいな2週間だったなあ。
トラベラーズノートが生まれて、もうすぐ10年。このノートが持つ不思議な力は、僕らを次々と新しく楽しい旅へ導いてくれました。一冊のノートからはじまった旅は、まだまだ続きそうです。さて、次の旅先はどこになるのか。お楽しみはまだまだこれからです。