2018年4月23日

いざ、Kamakura!

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今、鎌倉に向かう電車のなかでこのブログを書いている。東京の東側で育ち今も住んでいる僕にとって鎌倉はちょっとした旅気分を感じることができる場所だった。例えば、学生時代に女の子との2回目か3回目のデートで一気の親密度を高めようと誘ったり、子供が小さい時には、どこか遠くに連れて行ってと言われた時に行くような、そんな場所だった。

前に鎌倉に行ったのはいつだろう。2年前、トラベラーズタイムズの取材のためにko'da style のこうださんを訪ねて葉山に行った帰りに鎌倉に寄ったのが最後かもしれない。その時だって、駅前でコーヒーを飲んだくらいで街を歩いたわけではないから、行ったとは言えないかもしれない。そんなわけで、久しぶりの鎌倉にちょっとわくわくしている。横浜まで向かう京急は、シートが進行方向に向かって座るクロスシートになっていて、そんなことも旅気分を盛り上げてくれる。

鎌倉に行くのは、オズマガジンさんの「よりみちノート」の鎌倉・湘南バージョンが発売されたのを記念して鎌倉の雑貨屋 molnさんで行われているイベントにお声がけいただいたため。「よりみちノート」についてこちらに詳しく書いてあるので繰り返さないけど、このノートをきっかけにオズマガジンさんとお付き合いが始まったのがなによりも嬉しい。雑誌とノート、ということで作ってきたものは全く違うのに話すほどにお互いの向かっている方向や価値観が似ていることに気づくいて楽しい。

少し早めに鎌倉に着き、よりみちをしてからイベント会場へ向かうことにする。どこに行こうかと考えて最初に思いついたのは大仏を見に行こうということだった。鎌倉駅から歩いて20分。久しぶりに見た大仏はやっぱり大きかった。お守りなどが売っている売店を眺めていたら、トラベラーズノートのチャームにちょうど良さそうなキーホルダーを見つけたので購入する。

さて次はどこへ行こうかと、よりみちノートを開くと、近くにセレクトショップやカフェが載っていたのでそれらを訪問して、しばらくよりみちを楽しむ。どこもきっと「よりみちノート」がなければ、気付かなかった場所だったと思うし、「よりみちノート」を手にお店に入ることで、それをきっかけにお店の方と話しがはじまったり、その楽しさにあらためて気付かされた。そんなわけで、よりみちをたっぷり楽しんでからイベント会場のmolnさんへ向かった。

途中からは帰りの電車で書いているんだけど、夜の鎌倉は、昼間の喧騒からすると嘘みたいに静かだ。家に向かう電車もガラガラで、ボックスシートを独占しながらゆっくり書くことができる。

イベントの前半は、オズマガジンの古川さんと「notebook song」の山田稔明さん、そして、僕と3人でお話をして、後半は山田さんのライブという2部構成で行われた。よりみちノートが生まれた経緯やトラベラーズと山田さんとのつながりから、よりみちとか、書くことの意義などの話をそれぞれ話ながら、楽しい時間を過ごすことができた。山田さんは音楽、古川さんは雑誌、そして僕らはノートを起点にしながら、つながり同じ仲間として参加させていただけるのが何より嬉しい。山田さんのライブも良かったなあ。今回は会場が鎌倉のmolnさんということで、鎌倉にちなんだ曲も聴けたりして、トラベラーズファクトリーで聴く山田さんのライブはまた違った楽しいライブだった。
 
さらに打ち上げは、山田さんや古川さんをはじめ、molnの店主、佐々木さんに五十嵐さんさらにオズマガジンスタッフに、トラベラーズも加わり楽しい会になった。今まであんまり縁がなかった鎌倉だけど、今回のイベントをきっかけにぐっと身近になって馴染みの場所ができたみたいな気分だ。日曜日の夜の人がまばらな電車に一人乗りながら、なんだかとても嬉しい気持ちに浸っている。また、よりみちノートとトラベラーズノートを持って遊びに行きたいな。
 
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