2019年3月 4日

トラベラーズノートの新しいリフィル

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もうご覧になった方も多いと思いますが、先週トラベラーズカンパニーのサイトで2つのニュースをアップしました。

ひとつは3月に発売するトラベラーズノートの新しい定番ラインアップ。ここ数年、ブルーやオリーブ、キャメルなど毎年トラベラーズノート本体を発売してきたけど、今回はあえて新しい色のトラベラーズノートはリリースをせずに、基本に立ち返りトラベラーズノートをもっと便利にしたり、新たな使い方のヒントになってほしいとの想いで、リフィルを充実させていくことにした。サイトにも書いたけど、今回の新しいリフィールの多くは、ここ数年、トラベラーズファクトリーやイベントでお話をさせていただいた方からの声が起点になって作っている。
 
13年前にトラベラーズノートを発売した時は、自分たちがこんなノートを使いたいとの想いで作ったのだけど、その後、たくさんの方から、自分たちだけでは気づくことができなかった新しい使い方を教えてもらうことで、その世界を広げることができた。

例えば「連結バンド」は、もともとはイベントでお会いした方から、手作りでゴムを結んでリフィルを連結しているのを教えてもらい、専用のゴムがあったらもっと簡単できると考えて発売した。今ではトラベラーズノートのマストアイテムになっている。「画用紙」は、トラベラーズノートに絵を描きたいという方からご要望をいただき発売したのだけれど、サンプルができあがり実際に使ってみようと、何十年か振りに絵を描いて以来、自分自身がその楽しさにすっかりはまってしまった。今では、毎週ここに拙い絵をアップするようになったのも、その声があったからだ。

もうすぐ発売して13年になるのだけれど、その歴史の分だけたくさんの方が使ってくれてそこからたくさんのヒントをいただくことでトラベラーズノートの世界は広がっていった。今回の企画は、トラベラーズノートの使い方に対する皆さまの声にあたらめて耳を傾け、同時に、試作をしながら温めていたアイデアを整理することからはじまった。「MDクリーム」「ドット方眼」「水彩紙」はまさにそんな声をダイレクトに形にしたリフィルだ。

最も要望が多かった「ドット方眼」は、自分で使ってみると、レイアウトのバランスを考えて描くのにとても便利だし、「水彩紙」は、画用紙よりも染み込みがゆっくりで鮮やかに水彩の絵具がのって描きやすい。自分にとっても新しいノートとの向かい合い方を教えてくれそうでワクワクしながらサンプルを使っている。

「カードファイル」には、例えばチェンマイや香港、京都のように出張の行き先ごとにリフィルを分けて、ホテル、レストランやショップのカードをまとめて個人的なガイドブックのように使おうと思っている。ショップカードはたいていのお店にあるし、入れ替えも簡単だし、海外であればタクシーの運転手に見せれば簡単に連れて行ってもらえるし結構便利なのです。いくつかの都市を一度の旅で訪問する際も、リフィルを差し替えて持ち歩けるからトラベラーズノートにもぴったり。

「三つ折りホルダー」も、いち早くサンプルを使っているのだけれど便利です。今まではクラフトファイルに三つ折りのA4の紙を挟んでいたのだけど、どうしても先が少しはみ出てしまうし、何枚か入れると取り出しにくい。三つ折りホルダーならきれいに収納できるし、何度も見返すような地図は開いて見るも簡単。さらに普通のA4のクリアホルダーみたいに、用途別に整理した三つ折りホルダーをいくつかカバンに入れて持ち歩るくのもいい。A4のファイルってリュックやトートバッグに入れると意外と出しにくいんだけど、これならカバンからさっと取り出しやすい。

そして、個人的には今回一番力が入っていて、その分作るのに一番苦労しているのが「ブラスクリップ」。だけどだいぶ長くなったし、発売までもう少し時間があるので、ブラスクリップについてはまたあらためて語らせていただきます。もうひとつのニュースは、先週、2月28日に中目黒にオープンした「スターバックス リザーブ® ロースタリー東京」とのコラボレーション。こちらについてもまたあらためて。

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