2008年3月17日

ジプシー・キャラバン

先週のことですが、映画「ジプシー・キャラバン」を見てきました。
 
インドに起源を持ちヨーロッパ各地に散らばっている流浪の民ジプシー(ロマ)は、それぞれの国の音楽を取り入れながら、ジプシーとしてのアイデンティティを強く持つ独自の音楽を作り上げています。その中で、スペイン、ルーマニア、マケドニア、インドの4つの国のバンドが一緒にアメリカをツアーで廻る様子を追ったドキュメンタリー映画です。
 
スペインのフラメンコ以外は初めてきちんと耳にする音楽でしたが、強い意志を感じるすばらしい音楽でした。音楽とともに、彼らの生き方や歴史を教えてくれる感動的な映画です。

「ジプシー・キャラバン公式ホームページ」
http://www.uplink.co.jp/gypsycaravan/
 
「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」のジプシー音楽版といった感じ。
  
話変わりますが、チベットで暴動が起こっています。昨年、青蔵鉄道が開通し観光客が増えているようですが、それと同時に中国資本と漢民族がさらに大規模に入り込んでいること、それに北京オリンピックの開催などが絡んでいるのでしょうか。いずれにしても、チベットは独自の文化を持った人々が住んでいる歴史ある場所です。その文化と人々の自由を尊重する方向での、平和的な決着を祈るのみです。
 
 

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