2008年3月14日

チェンマイコットン・3

チェンマイコットンが生地として仕上がるまでを紹介します。
 
コットンは綿花(ワタ)から出来ます。 綿花の種子の表皮部分が成長し繊維質になります。その繊維をつむぐと、まず糸が出来ます。
 

 

 
次は、その糸を染める工程です。
 
大きな釜のなかに、色の染料になる木の皮や実、灰を一緒に入れて煮詰めます。色の成分が出てきた段階で、糸をいれて染めていきます。ちなみに、この釜の燃料はガスや石油燃料ではなく薪です。
 
トラベラーズノートボックスのコットンは、写真にある3種類の素材を使って色を染めています。木の皮が赤み、実がグレー、灰は色をなじませるために使っています。それぞれの微妙な加減で、色合いが変わっていきます。出来る限り色をコントロールするように染めますが、一つずつ微妙に色が違うことも天然素材を使う草木染めの魅力です。
 

 

 

 
色を染めた糸を水にさらし、さらに干して色をなじませます。縦糸と横糸で糸の太さを変えています。それにより、どくとくの味わい深い風合いのある生地になります。
 

 

 
そして、次には織りの工程に進みます。

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