2008年4月29日

TRANSIT 美的中国

旅雑誌の「NEUTRAL(ニュートラル)」が今月よりリニューアルし、「TRANSIT(トランジット)」という名前に変わって発売しています。名前が変わっていますが、骨太で文化的匂いを感じさせる編集方針はそのまま引き継がれています。
 
新発刊第一号の特集は、今なにかと話題の「中国」。最近のチベット問題を発端とした政治的な問題、オリンピックや急成長する経済がとかく話題になりがちですが、チベット問題は別として、世界の工場として中国が注目されているのは、ここ10年くらいのことです。

テレビで取り上げれる中国は、北京や上海など都市部の発展や一部の政治的な意見、そして安い賃金を求めて生産地を移すことでのトラブルなど偏ったものです。それに、仕事で行く人たちが目にするのは、工場とホテル、それ以外はKTY(カラオケ)、足裏マッサージくらいだったりもします。
 
中国には、ご存知のように悠久の歴史と広大な大地が持つ様々な文化的な魅力があります。発売中のTRANSITは、そんなことをあらためて思い出させてくれます。中国の簡単な歴史年表に三国志ガイド、文化遺跡や少数民族のデータから環境破壊の状況まで、中学時代のサブテキストを、大人向けに楽しく美しい写真とともにアレンジしたような内容になっています。
 
中国について、もう一度おさらいするのにうってつけの内容です。なにしろ、良くも悪くも奥深い国です。一言ではかたづきません。今、さまざまな問題が沸き上がっているだけに、中国について知る良いきかっけを作ってくれる特集です。
 
ホームページで美しい写真を見る事ができます。
http://www.transit.ne.jp/
 
雑誌とは関係ありませんが、中国で撮ってきた写真を。