2009年2月17日

Spring has come.


 
この前の週末は突然暖かくなり、春がすぐそこまでやって来たことを感じさせてくれました。冬より夏が好きな僕にとって、春がきて暖かくなるのは大歓迎だし、春も好きな季節。
 
だけど、冬から春に変わる時に、暖かい風を体に感じると、なぜか不安で物憂げな気分になることがあります。春は卒業と入学の季節、慣れた中学校を離れ、緊張しながら初めて高校に行った時の不安な気分を思い出すからなのでしょうか。多分、今まで待ちわびていた新しい何かが実際にはじまってしまう、そんな時の不安と寂しさを思い出す季節なのでしょうね。
 
旅立ちの時にも同じような物憂げな気分を感じる時があります。学生時代、始めての海外の旅先として訪れたインドへの出発の時もそうでした。
  
ずっと夢見ていたインド行き。バイトで貯めたお金で飛行機のチケットを買い、ガイドブックを何度も読み返して計画をたてる。その時の盛り上がった気分から、出発の日の空港で飛行機を待つ時間、突然、憂鬱な気分におそわれました。でも、飛行機に乗り込み、空を飛んだことで、そんな気分も吹き飛んでしまいましたが...。
 
例えば、ひとり旅、次の場所に移動するためのバスの中、窓に差し込む夕日を見た時も、突然そんな気分になったりします。そんな時は、好きな音楽でも聴きながら無理をせず、気分が上向くのを待ちます。物憂げな気分にも、ゆっくりと立ち向かえるのが一人旅の気楽さなのかもかしれません。
 
あと、春に憂鬱を運んでくるもうひとつの原因が花粉。これはもう、かなり本格的にやってきています。
 
というわけで、もうすぐ春です。
 

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