2009年4月16日

朽ち果てたペンケース


 
錆び付いた鉄のケース。最近、骨董品屋で見つました。永い月日を経て朽ち果てた感じが愛おしくなり思わず買ってしまいました。まるでどこかの焼け野原から掘り出してきたかのような風貌。いくら味があるものが良いと言ってもありすぎだよと言われます。
 
ちょうどペンケースのサイズなのですが、もともと何を入れるために作られたものかは不明。休日1人で出掛ける時は、これに色鉛筆のマルチペンと鉛筆、消しゴムなどを入れてトラベラーズノートと一緒にカバンに放り込みます。
 
ほとんどの金属は錆びたり変色したりします。でも、そのサビや変色はただ放置しておくと汚くみすぼらしく見えるのですが、使っていたり手入れをすると、新品の時にはなかった味わいが生まれてきます。
 
使い込んだ金属の道具は、とても美しく温かい。この鉄のケースも、これから使い続けていくとまた違った顔を見せてくれるのかもしれません。
 

 

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