2009年6月18日

不思議な世界への旅


 
なんだか奥歯に違和感を感じました。舌でさわると、奥歯の上にちょっとした突起のようなものがあって、歯ブラシでゴシゴシ磨いても、爪楊枝を使っても取れません。鏡で見てみると、奥歯の上にもうひとつ小さな歯があるかのように盛り上がっています。しかも、その突起を指で押すと、バネ仕掛けのボタンのように沈んでいくのです。
 
気になって歯科病院へ行くことにしました。歯医者さんは口の中をひと通り見ると、「別に問題ありませんよ」と言いました。そこで奥歯の突起のこと言うと、なんでそんなことを言うのだろうという顔をして「それはロック解除のボタンでしょ。誰にでもありますよ」と答えました。そして、自分の口の中に指を入れ、ボタンを押しながら奥歯を持ち上げて、取り出しました。私がびっくりした顔をしていると、隣にいた女性の助手もにっこり笑いながら、奥歯を取り出しました。
 
半信半疑で自分でもやってみると、歯茎に根をおろしていた奥歯がガタガタ揺れて、外れてしまいました。そして、今度は歯を元の位置に戻し、ボタンを押しながらギュッと押し込むとしっかり固定されました。
 
不思議な気分になりながらも、そんなものかと自分を納得させて家に帰りました。家に着くと、なんども奥歯を出したり入れたりして遊んでみました...。
 
そんな場面で、目が覚めました。もちろん、奥歯を触ってみても変な突起などありません。妙にリアルで不思議な夢でした。フロイト的に分析すると何を暗示しているのか、ちょっと気になります。ロマンチックだったり、冒険的な夢を見てみたいものですが、実際よく見るのは、こんな感じの意味不明な夢が多かったりします。
 
いずれにしても、夢は想像していなかった不思議な世界への旅に連れて行ってくれます。
 
写真は文章とは関係ありません。念のため。