2010年4月 5日

旅先のカフェ 風待工房(下田)


 
4月の始め、休みをいただいて伊豆の下田、松崎、堂ヶ島へ行って来ました。下田は、以前通りがかって以来、ゆっくり歩いてみたいと思っていた街。伊豆半島の先っぽの海と山に囲まれて、半日も歩けば、ほぼ回れてしまう小さな街ですが、歴史を感じる風景が残る風情のある場所です。
 
観光地にありがちな、ごてごてした派手さや押し付けがましさがあまりなく、古い歴史的な建物が街の中に自然に溶け込み、また、それらを活かしたカフェやショップなども多く、ゆっくりと歩くのに気持ちのよい街でした。
 
下田についてまず向かったのが、ペリーロード。ここは、ペリーが海兵隊を率いて行進したことから名付けられたそうですが、川沿いに古い建物が並ぶ風情ある通りです。ここはかつて遊郭街だったということで、バルコニーのような出窓や飾り窓が、その当時の名残を感じさせてくれます。それらの建物は、現在もカフェなどに使われていて、その味わい深い空間で食事などを楽しむことができます。
 

 
散策途中、その中のひとつ「風待工房」へ。ここは、骨董品屋兼カフェ。その建物自体が骨董品のようなものですが、その中にはただ古いだけではない、センス良いアンティークなインテリアが広がっています。心地よいジャズが流れるなか、素敵な空間でタバコをふかして、ゆっくりコーヒーを飲む。ひとり本を読んだり、ノートに何かを書きとめて、ゆるやかに流れる時間を楽しむ。それだけでも、ここに来た甲斐があるような気分になります。
 

 

 

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