2010年4月26日

旅先のカフェ フランボワーズ(松崎町)


 
旅の途中、昔だったら通り過ぎてしまっていたような小さな街で、車やバイクを停めて歩いてみることが多くなりました。小さな街で、その土地の歴史を感じるような路地裏を探して歩いてみます。有名な名所旧跡もいいのですが、ひっそりと佇む少し寂れた場所でその土地特有の生活感がある古い建物を見つけると嬉しくなります。
 
国道沿いは日本中どこに行っても、大型商業施設やチェーン店があって、同じような風景になっていますし、観光地では利便性と効率を重視した大型のレストランや土産物屋が目立ちます。しかし、そこが歴史がある街なら、国道を外れて中心部に入ると、昔ながらの風景を見つけることができるかもしれません。
 
伊豆の西側にある松崎町もそんな街でした。ここは人口一万人に満たない小さな街ですが、なまこ壁と呼ばれる独特の様式で建てられた蔵がたくさんある味わい深い街でした。なまこ壁の古い商家のいくつかは中が開放されていて、実際に入ることが出来ます。そのひとつ伊豆文邸を見学し、そこに隣接している足湯に入り、移動の疲れを癒しました。
 

 
お寺や昔ながらの商店が点在する街を歩き、その奥で見つけたのが、カフェフランボワーズ。少しお腹が空いていたので、サンドイッチとコーヒーをオーダーしました。大きな木のテーブルが置かれたテラス席でコーヒーを飲んでいると、ゆったりとした穏やかな時間が流れていきます。しばらくその場所に佇み、春のやさしい日差しを浴びながら心地よい気分に浸りました。
 
会計時にレジ横で売っていたラスクを購入。それをつまみながら桜が満開の川沿いの道を歩いて駐車場まで帰りました。古い町並みと上質のカフェ、日本にはまだまだ古いものを大切にした気持ちのよい街がたくさんありそうです。