2010年5月20日

Wouldn't it be nice if we were older


 
先日のトラベラーズキャンプの帰り、みんなで黒磯のSHOZO CAFEに寄ることにしました。SHOZO CAFEは、ここでも何度か紹介しているほんとうに大好きなカフェ。
 
美味しいコーヒーとケーキ、素敵なアンティークのインテリア、気持ちよいスタッフの方の接客、相変わらず最高の時間を与えてくれる素敵な場所でした。
 
その後、いつものようにカフェの周辺にあるSHOZOさんのお店を見て回っている時、一緒にいた写真家のキッチンミノルさんが面識のあるオーナーのSHOZOさんを見付け、私たちに紹介してくれました。
 
洗いざらしのブルーのシャツを来て、少年のように自然な笑顔、オープンで温かな人柄がにじみでるような佇まい。ああ、この人がこのカフェを作ったんだということを知って、なんだかとても嬉しくなりました。きっと自分の好きな事を本気で、さらに自然体で追求した形がこのカフェなんですね。他の人がどう評価するとか、流行りがどうとかまったく関係ない。そこには、あざとさとか計算高さなんて微塵もなく、自分の好きな空間だからこそ、来た人には喜んでもらいたい。そんな素直な気持ちが伝わってくるのです。
 
初対面にもかかわらず、SHOZOさんは気さくに温かく話をしてくれました。厚かましく持っていたトラベラーズノートやトラベラーズプレスを見せると、いいね~とか面白いね~と嬉しくなる言葉をかけてくれます。勝手に同じ匂いを感じ、ずっと憧れていたカフェ。それを20年以上前から続けているSHOZOさんに、そんな言葉を言ってもらいすっかり舞い上がってしまいました。
 
今日で41歳。厄年ということで、今年の前半はいろいろありましたが、後半もきっといろいろあるのだと思います。でも、SHOZOさんとお会いして、ひとつの答えをいただいたような気がします。少し話しただけなのに、こんな風に生きていきたいなって思わせる、そんな佇まい。
 
世の中の当たり前の常識にとらわれず、自分の価値観で本気で好きなことを追求する。そして、朗らかに温かく、風のように自然体。もちろん、その道のりはまだまだ遠いかもしれませんが、素直にがんばろうと思うことができました。もっと年をとったら素敵だろうな、そう思いながら生きていきたいですよね。
 

 

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