2010年6月 3日

COFFEE AND CIGARETTES


 
コーヒー&シガレッツというジム・ジャームッシュ監督の映画があります。ロベルト・ベニーニ、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレーなどが演じる一癖ある人たちがただコーヒーを飲みながらタバコを吸い、味のある会話をしているシーンが、オムニバス形式で撮られている映画。
  
ミュージシャンも何人か出ていて、アメリカの古色蒼然としたカフェで、トム・ウェイツとイギー・ポップがかみ合わない話をする姿は、憧れのロックレジェンドの隣の席に偶然居合わせしまったような気分にさせてくれます。
 
タバコが嫌いな方には、まったくもって迷惑な話ですが、薄暗いカフェでコーヒーをちびちび飲みながら、タバコを吹かし、仲間との会話を楽しんだり、ひとり沈思黙考する時間が好き。体には良くないと分かっているのですが、話が盛り上がるほどに、知らずのうちにタバコの本数が増えてしまうのです。
 
きっと、それが原因なのは分かっているのです。先月のことですが年に一度の健康診断があり、コレステロール値に中性脂肪、肝機能に血液値などまったく問題ないのですが、唯一、胃に問題がありそうだということで、要再検査という結果になってしまいました。
 
という訳で、人生初の胃カメラを飲み込んできました。吐きそうになるのをなんとかがんばって来ましたが、やっぱり辛い。その結果は別に大きな問題はなかったのですが慢性胃炎という診断を受けました。
 
そういえば、最近は胃が荒れ気味。それが原因と分かっていながら、タバコとコーヒーの黄金のコンビに手を出してしまいます。話したり、悩んだりしながら、だらだらと惰性のように体に良くないタバコに火をつけて、コーヒーを飲む。良い訳がありません。でもカフェでみんなと話したい事はいっぱいあるし、ひとり思い悩むような事柄もたくさんなのです。
 

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