京都・同時代ギャラリー
9月17日から19日まで行われるイベント、「トラベラーズノートと仲間たち in KYOTO」の打ち合わせで会場の同時代ギャラリーさんへ行って来ました。
河原町通から三条通を西に向かって5分ほど歩いたところにあり、今までこちらで紹介しているアンジェやエレファントファクトリーコーヒーからもそれほど遠くない距離です。
同時代ギャラリーは、1928ビルの1Fにあります。このビルはその名の通り1928年(昭和3年)に竣工された歴史あるビル。毎日新聞の京都支社だった建物が、その移転のあとに役割を変え、1999年よりアートコンプレックス1928となり、ギャラリー、アートスペース、カフェとして使用されています。
アールデコ調の柱が両枠に立つビルの入り口、大きな木枠の扉をくぐると、タイルが敷き詰められた床に、何度も塗り替えられたコンクリートの味わいのある壁が見えます。その壁には文化発信基地としての現在の役割を主張するように、さまざまなアートやカルチャーイベントのチラシやポスターが貼られています。それらが古い趣のある重厚な内装とあいまって、妖しいアングラな雰囲気を醸し出し、独特の空間を演出しています。
木枠のガラス扉を開けて中に入るとギャラリースペースがあります。温かい深みのある色に変化した古い木の床、コンクリートに直接白く塗られた壁や天井、部屋の真ん中に強い存在感を持って立つ太い柱、さらにトラベラーズイベントとして必要充分な広さ。その中に立ち、こんな素敵な場所でイベントができると思うと、どんどんイメージが広がってきました。
1928ビルの地下1Fにあるカフェアンデパンダンも素敵な空間ですので、イベントにお越しの際には寄ってみてほしい場所。60年代のニューヨーク・ソーホー、廃業し空き家となっていた工場や倉庫が、アーティストたちによってギャラリーやライブハウスとして使われていったように、この古いビルも新しいカルチャー発信の場として機能しています。
そんな場所で3日間だけ行われるイベント「トラベラーズノートと仲間たち in KYOTO」。楽しいイベントになりそうです。ちょうど3連休ですので京都への旅に行きがてらイベントに寄ってみるなんていかがでしょうか?