2010年12月 9日

愛のからくり


 
大人が真剣に楽しそうなことをやっているのを垣間見ることができると嬉しくなります。衣食住のように生活になくてはならないものではなく、ちょっとバカバカしいことだったりすると、さらに嬉しくなります。でも大事なのは、大人が高いレベルで真面目に心血を注いで作り上げたものであること。子供の頃にはみんな持っていた自由な遊び心と大人の技や力が混ざり合った時、最高に楽しいものができるんですよね。
 
現在、青山スパイラルマーケットで開催中のイベント「ワンダーランド・クリスマス」に並んでいる二象舎さんの作品も、そんな楽しさに溢れたステキなモノたちです。
 
二象舎の原田さんが作るのは、木で作った歯車やシャフトを組み合わせて作られたオートマタと呼ばれるカラクリ作品。ハンドルをくるくるまわすと、ハコの上にある靴がカタカタとステップ踏んだり、クマの人形が自分の首をひょいと持ち上げたり、向かい合うウサギのカップルが投げキッスをしたり・・・。
 
思わずニヤリとなったり、ドキッとしたり、キュンとする動きを見せてくるのです。手動で歯車を動かしていく動作がどこか懐かしくアナログの温かさを感じるぎこちない動きと、ユーモア溢れた演出。作者の思惑通りわくわくしながら、つい何度も真剣にハンドルを回してしまいます。
 
そのなかの圧巻が、「愛のからくり」という意味深な名前のついた下の写真の作品。ハンドルをまわすと、ゆっくりと名刺サイズのカードは1枚流れ出てきて、スタンプが先についたクレーンのような把手が大げさに動いて、スタンプ台にインクをつけたあと、そのカードにLOVEと書かれたスタンプを押してくれます。とってもロマンチックでサプライズでラブリー、でもちょっとだけゆがんだ愛の表現、う~ん、ステキな作品です。
 
ぜひ、お近くに行かれた際は、くるくる回してみてください。大人がわくわくできて、楽しくラブリーな気分になれるオートマタです。青山スパイラルにてクリスマス、25日までご覧頂けます。
 
話変わって、12月9日から11日まで短い期間ですが、韓国のソウルへ出張へ行ってきます。12月になって、今年初の海外。韓国では、近年トラベラーズノートを販売して頂いているお店もいくつかあります。また、最近面白いカフェや雑貨屋さんもたくさんあるそうです。8年ぶりの韓国、楽しみです。