2011年1月11日

Changes in Hong Kong & China


 
久々の中国出張。中国の工場と香港をめぐって思ったのが、さまざまな変化がおこっているということ。香港では、中国大陸の経済成長のため景気好調のようで、ショッピングモールにはたくさんの人々にあふれ、活気がある光景を見ることができました。香港ドルと人民元の価値も逆転して、大陸からの買い物客が大量に香港に押し寄せているようです。
 
中国の工場では、人件費の高騰が進んでいて、いかに人の手をかけずに、機械化をして効率化していくのかを考えざる得ないようになっています。工場周辺の街でも、5年前には何もなかった場所に次々と高層マンションや大型の商業施設が出来ています。
 
香港でも、九龍の尖沙咀を歩いただけですが、高級ブランドの入った新しいショッピングモールをいくつか見かけることができました。中国の経済成長は、香港の街の変化に大きな影響を与え、スクラップ&ビルトの原動力となっているようです。ただ、それでもまだまだ古いものがたくさん残っています。古いモノと新しいモノが渾然一体となっているのが香港の魅力。
 
香港の街を歩いて、もうひとつ思ったのが今まで以上に日本発のモノを見かけることが多くなったこと。日本食レストラン、日本のファストフードチェーンは、モールの中にはいくつもあるし、ブランドショップから街中の薬屋やスーパーまで、さまざまな場所で見かけるMADE INJAPANの商品は以前よりも多くなりました。
 
トラベラーズノートも香港のCity Super、LOG-ONで販売しています。香港で、その販売店舗が少しずつ増えているのも、嬉しい変化です。
 
中国の経済発展と人件費高騰、そんな中でのジャパンブランドの広がり。日本では、まだ厳しい経済情勢が続いていますが、こんな時こそMADE IN JAPANに大きなチャンスがあるのかもしれません。