2011年1月19日

どこでもドア


 
どこでもドアがあったらいいなあというのは、きっとドラえもんで育った人は誰もが考えたことがあるはずです。
 
例えば、最近のような寒い朝。自転車に乗って駅に行くのはやっぱり辛い。さらにそこから満員電車に乗っていると、ふと、こんな時どこでもドアがあればなあ、なんて思います。
 
南の島に行くのもいいなあ。今日みたいに疲れてちょっと憂鬱な日の夜、モルディブ辺りに行けば、ちょうど夕暮れ時の涼しい時間。海に沈む夕日を眺めなら、ハンモックに揺られていれば少しは気分が晴れるのかな。
 
そう言えば、南米ボリビアのウユ二塩湖に行ってみたかったんだ。ここは日本の新潟県くらいの広さに、真っ白な塩の結晶が広がる場所。日本の夜の時間に行けば、ちょうど朝日が見えるかもしれません。きっと雄大で幻想的な風景なんだろうなあ。
 
今すぐ会いたい人に会いに行くこともできるし、食べたいものを食べに行くこともできます。でも、どこでもドアで簡単にどこでも行けるようになると、旅という概念がなくなってしまいます。目的の場所に行くまでのわくわくした気分も旅の途中の偶然の出会いも味わえない。それはそれでつまらないのかも。
 
憧れの場所は、簡単に行くことができないから憧れるのであって、そこに辿り着くまでの道程が楽しみだったりもします。やっぱりどこでもドアはない方がいいのかなあ。でも、もしもボックスなら万能だから欲しいなあ。
 
今日もまた意味のないことを考えてしまいました。ちょっと現実逃避傾向ですね。