Greeting from Tokyo!
震災後の月曜日の朝、いつものように家を出て地下鉄で会社へ。電車の遅れがあって30分ほど遅刻して会社に到着。しかし自分はまだ幸運だったようです。路線によっては運休や本数が減ったりして、さらにその影響で一部の駅や路線に人が集中したりで会社に来れない人が多数いました。社員が半分もそろわないため日常業務を進めることもできず、さらに帰りの電車の動きも予想できないため、現時点での対応を話し合ったり、海外から来たたくさんのお見舞いメールの返信をした後、夕方には会社を出ました。
会社を出た後、様子を見るため少しだけ街を歩きました。百貨店や駅ビルは、閉まっているところもありましたが、ほとんどのお店は節電のため照明を控えめにし、夜6時まで営業していました。しかし歩く人はやはり少ないようです。夜の街も看板や照明の光が控えめ。でも、今まで明るすぎた東京の夜の光を考えると、むしろ、ちょうど良いくらいのような気もします。
そして、火曜日は少し時間をずらして30分ほど遅く出勤。そのせいか電車はゆっくりと乗ることができました。ただ前日の電車のひどい状況もあったため、会社としても無理をしての出勤を促さず、自宅に待機しているスタッフも多数いる状況。それでも、前日と比べると少しずつですが日常の仕事のペースを取り戻しつつあります。
恵比寿のビジネス街にいる人の数も、いつもの半分くらい。ランチタイムには、普段なら混み合う人気のお店も楽に入ることができました。そして、帰りの電車のことも気になるため、いつもより早めに帰宅。私が暮らす東京は、今こんな感じです。
電気が限られている状況で、節電のための不便や支援のための支出は当然受け入れるべきこと。だけど、同時にそれを受け入れながら日常の生活を少しずつ取り戻していくことも災害の直接的な被害を受けていない私たちの大切な役目。
簡単ではないかもしれませんが、楽しんだり、喜んだりすることに前向きになる。自粛するより元気付ける。不安になるより夢を描く。泣くより笑う。落ち込みがちな経済もここでぐっと支えて底力を見せる。
そして、東北にも日常が戻ったら、またあの美しい土地をゆっくり旅したいな。