ペンキ塗り
流山工場へ行ったら、新しい機械が入るということで、今まで荷物置き場だった場所を開けて、工場長とIさんが、壁や天井にペンキを塗っていました。
「きれいにしないと、仕事をしてくれないからしょうがなくてやってんだよ~」と言いながらも、その表情はどこか楽しそう。
印刷や紙の加工のための機械は、実際に動かしてみると、なかなかマニュアル通りに行かないことが多く、その機械を動かす人の創意工夫によってきちんとしたモノが出来上がります。紙の厚みや固さ、表面のテクスチャーによって細かく設定をあわせて機械を動かし、さらに、湿度などによって変わる紙の微妙な伸びや縮みを見極めながら、ズレを調整する。その時の視線は、まさに職人的な厳しさを感じます。
でも、その厳しさや創意工夫の源となっているのが、モノ造りが好きというマインド。楽しそうに、自分達の仕事場を自分達の手で作り上げているのを見ると、あらためてそれを感じます。それに、空間作りはモノ造りにない楽しさあるんですよね。
そんな姿を眺めていたら、私たちも空間を作りたくなって、なんだかわくわくしてきました。やっぱり、みんな何かを作るのが大好きなのです。