2012年1月31日

ぼくらが旅に出る理由


 
そこに行かないと見ることができない風景を見たり、食べられないものを食べたり、その場所でしか出会えない人やモノや体験があるからぼくらは旅に出る。
 
便利になって、いろいろなものがどこでも手に入ったり、同じものが全国で食べられるようになって、それはそれでいいことなんだけど、どこにいっても同じ建物や食べ物ばかりじゃやっぱりつまらないですよね。離れていても何の問題もなくコミュニケーションができて、全国どこでも同じモノが手に入って同じ経験ができるようになってしまうと、旅に出る理由がなくなっちゃいます。
 
でも、そんなことは絶対ありえないことで、どこかで誰かと誰かが出会って何かをする、その瞬間は再現不可能なかけがえのないもの。だから、ぼくらが住むこの世界では、旅に出る理由はなくらないのです。
 
先週の土日、トラベラーズファクトリーでも、再現不可能なハッピーな時間が流れていました。徳島からやってきた最高のコーヒーロースター、庄野さんがハンドドリップでトラベラーズブレンドをいれてくれました。最高のおやつ屋さん、ダン・ラ・ナチュールのなっちゃんが、もちもちの美味しいクレープを焼いてくれました。
 
それぞれの人柄がにじみでた温かくて、優しくて、力強いコーヒーとクレープは、絶対に他の人では再現不可能な唯一無二のもの。
コーヒーとクレープとノート、そして、そこに集う最高の旅人たちが奏でるハッピーな笑顔のハーモニー。こんな最高の瞬間に出会えるから、ぼくらの旅は終らないのです。
 
同じ時間を共有してくれたすべての旅人たちに感謝します。ありがとうございました。そして、まだ会うことができていないたくさんの旅人と、いつか旅先で会えるのを楽しみにしています。
 

 

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